2024年6月22日土曜日

カテリーナ・デ・メディチはロレンツェ・デ・メディチの曾孫。

今日はカテリーナ・ディ・メディチの話です。
イタリア料理やフランス料理に大きな影響を与えて、ヨーロッパの食文化にイタリアの要素を加えた人物。
そもそもその名前から、メディチ家の一員であることは想像がつきます。メディチ家は、北イタリアの商業と銀行の中心地の一つとして繁栄したフィレンツェの大支配者で、両替商として成功した銀行家で、メセナの語源にもなるほど、芸術や文化活動のパトロンとしてその存在と業績は、現代までも知られています。
そんなメディチ家の最盛期の当主がロレンツォ・デ・メディチ。外交・政治能力に優れた、フィレンツェの最高権力者。
カテリーナの話をする前に、大ロレンツォことロレンツォ・デ・メディチのことも、どんな人物だったのが、ちょっと見てみましょう。この機会にフィレンツェの歴史を知っておくのもいいかも。下の動画はなかなか見ごたえがあります。


フィレンツェの絶対支配者、芸術の擁護者として、彼はほぼ伝説上の人物でした。youtubeからネトフリまで、メディチ家とフィレンツェの歴史を語る動画が溢れています。そして様々な持論で一杯です。
でも、この(CIR)の記事(P.15~)のカテリーナ・デ・メディチは、今まであまり伝えられていなかった面を紹介しています。
多分、歴史的な資料はたくさん残っているのでしょうが、こういう姿を見たいと思う大衆の考えに左右された結果、いかにもそれらしい説だけが残ったのでしょう。

それにしてもハンサムで人気者の弟とブサイクで厳格な弟を比較する時、世間は容赦ないですね。

そして問題のカテリーナは、ロレンツォの曾孫です。

ロレンツェの物語を知ってフィレンツェを見ると、壮大な歴史が見えます。
と言うか、フィレンツェを観光する時は、観光客はほぼ強制的にメディチ家の歴史を教わります。メディチ家のことを知らなければ、フィレンツェのことは何も知らないも同然。
次回はカテリーナの話。

現在のフィレンツェの象徴、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナとその伝道師ダリオ・チェッキ―ニ。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
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