猛暑に苦しんだ8月でしたが、(CIR7月号)の最後の話題は、“冷たいドルチェ”です(リチェッタの日本語訳はP.28~)。
1品目はヨーグルトとミックスベリーのトライフル。
トライフルとは、イギリスのデザートだけど、イタリアのデザートにも多大な影響を与えているもの。スポンジ生地、フルーツ、クリームの層を重ねたドルチェで、ズッパ・イングレーゼはトライフルがルーツという説もある。
フランスの影響を受けたドルチェの話はよく聞くけど、イギリスの影響を受けたドルチェというのもあります。
その代表がトライフル。
ベリー・トライフル。
ティラミスにもつながりそうなドルチェ。
そういえば、今月のリチェッタの中にズッパ・イングレーゼのサンドイッチというのがありました。
スポンジ生地とクリームを層に重ねることをヒントにズッパ・イングレーゼをサンドイッチにアレンジした面白い1品。
イングレーゼとは言ってもイギリスとは関係なく、エミリア・ロマーニャのドルチェです。
下の動画はモダン・アレンジのズッパ・イングレーゼ。サボイアルディの代わりにビスキュイを使います。カスタードクリームはもっと軽くふわふわにします。
サンドイッチバージョンは、サボイアルディをココア入りとプレーンの2色のスポンジ生地にして、間にクリームをサンドしながら重ねます。ズッパ・イングレーゼが手で持って食べることができるドルチェに大変身。
手で持って食べると言えば、ストリートフード。夏の料理の主役はストリートフードでした。
次号の7月号になると、魚が主役の料理がぐんと増えます。
ズッパ・イングレーゼ・モデルナ。
デザートの最後はラズベリーのババレーゼと桃のカルパッチョ。ラズベリーはゼラチンとホイップクリームを加えてババレーゼにして小さく絞り出して固め、カルパッチョに切った桃を添えるという、ひたすら見た目が可愛くて涼し気なドルチェです。
=======================================
ブログ『イタリア料理ほんやくざんまい』
イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)』
(CIR)2020年1月号、(CIR)2020年2月号、(CIR)2020年3月号、(CIR)2020年4月号、(CIR)2020年5月号、(CIR)2020年6月号、(CIR)2020年7月号、(CIR)2020年8月号、(CIR)2020年9月号、(CIR)2020年10月号、(CIR)2020年11月号、(CIR)2020年12月号、(CIR)2021年1月号、(CIR)2021年2月号、(CIR2021年3月号)、(CIR2021年4月号)、(CIR2021年5月号)、(CIR2021年6月号)
“ブランカート・クチーナ・シチリアーナ”シリーズ
スローフードのスクオラ・ディ・クチーナシリーズ
『スーゴとソース』
『カッチャジョーネ』
[creapasso.comへ戻る]
0 件のコメント:
コメントを投稿