(CIR4月号)発売直前ですが、4月号の記事“ベルバエーゼ”に、(日本語訳は~P.28)、4月号はベネトがあるので、今、ちょうどブログはベネトの話題だったので、フェイントで、ベネトの内容を解説します。
まず、その州を象徴する料理に選ばれたのは、意外なことに、超庶民派、“イワシのイン・サオール”でした(リチェッタの日本語訳はP.29)。
イワシのイン・サオールは、
べネチアの伝統的オステリア“バーカリbacari”の定番メニュー。
ベネチアに行ったら運河もいいけど、バーカリ巡りを忘れずに。というか、一度足を運んだら、次からはバーカリに行くためにベネチアに行くようになります。チケッティはどれも造ってから2、3日たつと美味しくなる料理。なので、ベネチアにはいるほど美味しくなる、という言い回しがあります。イン・サオールは、別の呼び方をすると、カルピオーネcarpioneやスカペーチェscapece。世界中で昔から使われている魚の保存方法。
イワシのイン・サオール。
バカーロは、下の動画の説明によると、オステリアとパブのミックスで、美味しいワインとベネチアの伝統料理のつみまを出す店。そしてそのメインとなる料理がイワシのイン・サオール。ベネチアの漁師が創り出した、少なくとも翌日に食べる料理だそうです。
ベネチアのバカーリ。
ソアーベでも飲みながらバカリの動画でも見てベネチアに行った気になるか。
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