今月のイタリアの州の観光ガイド、3番目の州はラツィオです。
一番最初に、すべての道はローマへと続く。と例の有名な格言が語られていて、ローマというのはイタリア人にとって至高の存在なんだと考えさせられますが、この記事はイタリア人が書いているものです。なので強烈な皮肉がおちとして待っています。
それは、すべての道はローマへと続くけど、ローマの外へは続いていない、というもの。
ラツィオは豊かな州ですが、あまりにも知られていない、と言うのです。
ラツィオ州のサブタイトルは、オデュッセウスの旅の舞台、というもの。
オデュッセウスは、ホメロスの叙事詩、オデュッセイアの主人公でギリシャ神話の英雄。彼がトロイア戦争に遠征して故郷に帰るための長い苦難の旅は、すべての冒険談のルーツ。ハリウッドの特撮にはぴったりのテーマでした。
子供の頃にちらっと見かけただけで、一生忘れられないシーンになります。
ん、これって、日本人にとってのゴジラ体験じゃない?
巨人とユリシーズの戦い。
下の映画はなぜかギリシャ神話にシンドバッドが出てくる。戦ってるサイクロプスは羊飼いでペコリーノを造ってる。念のためだけどシンドバッドはアラビアンナイトに出てくる船乗り。
リビエラ・ディ・ウリッセの名物はガエータのオリーブ。食用にもオイル用にも用いられる。
この地方料理の豊かさがイタリア料理の大きな魅力。
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