今月のCIRの各州のグルメガイド、次はカンパーニアです。
最初に話題にしたのが、ポンペイの遺跡です。
西暦79年のヴェズビオ山の大噴火の火砕流によって埋もれてしまった街、ポンペイ。
そしてナポリは標高1281mのこの山の麓の街。
街にいると、たいていどこからでもこの山に見下ろされています。
ヴェズビオ山。
ポンペイは、ローマの植民都市として栄華を誇っていましたが、一昼夜にして埋もれてしまったため、当時の姿がそのまま残され、考古学的にもとても貴重な遺跡になりました。
多くのものがまだ未発掘のポンペイは、食文化の研究者にとっても宝の山です。
例えば、テルモリウムが発見されたこともニュースになりました。
ポンペイ、あの時と今。
それがこの水準ですよ。
豪華な装飾があるレンが造りのカウンターに大きなテラコッタの甕の下半分が埋まっていて、この中に温かい料理や飲み物が入っていました。甕の一つにはこの日の売上金がたっぷり入ったものもありました。かなり繁盛していたようです。
3Dで再現されたテルモポリウム。
ポンぺイでテルモポリウムの遺跡を見学した後にお勧めなのは、ギリシャ遺跡があるビーチリゾート、チレント。チレントのビーチ。その美しさから多くの観光客を引き寄せています。ビーチの名物は牡蠣とシャンパン。
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