2022年3月12日土曜日

野菜の詰め物料理はリグーリアのシンボル。

今日のお題はズッキーニ。
ズッキーニには色々な形がありますが、代表的な丸ズッキーニは“トンダ・ディ・ニッツァtonda di Nizza”
詰め物をするのに最適。



ズッキーネ・リピエーネZucchine ripiene。

材料/
丸ズッキーニ・・4個
ジュリエンヌに切ったじゃがいも・・1個
ミニトマト
EVオリーブオイル
バジリコ
パルミジャーノ・・大さじ5
パン粉・・大さじ5
モッツァレラ・・150g
にんにく・・1かけ

・鍋に湯を沸かし、沸騰したら丸ごとの丸ズッキーニを入れて4分ゆで、粗熱をとる。
・ズッキーニの上部を切り取って中身をくり抜く。
・フライパンに油とにんにくを熱し、ズッキーニの中身とじゃがいものジュリエンヌ、塩を加えて強火で5分、弱火で15分炒める。パン粉とパルミジャーノを加える。
・オーブン皿に半分に切ったミニトマト、水1/2カップ、バジリコ少々、丸ズッキーニを並べる。ズッキーニに詰め物とモッツァレラの小片を縁まで詰め、パン粉を散らす。上部を加えて油を回しかけ、180℃のオーブンで1時間焼く。

・バリエーション:ミニトマト2個とモッツァレッラ100gの小角切り、イタリアンパセリ50gのみじん切り、にんにく、ケッパー50g、パルミジャーノ大さじ2、パン粉5つかみ、EVオリーブオイル10ml、水150mlを混ぜる。パプリカに塩10gをまぶして詰め物を詰め、天板に並べて水を入れる。油を回しかけ、200℃のオーブンで30分焼く。

トロンベッタ・ディ・アルベンガ、という長いズッキーニ。


他にも、ズッキーネ・ロマネスカ、ベルデ・ディ・ミラノなど各地の地名がついたズッキーニがあります。

ズッキーニの輪切りはスカペーチェやトリフォラーテなどに。

ズッキーニは詰め物料理に最適の野菜。
野菜のリピエーノは、リグーリアの名物料理でもあります。
地方料理の名作、グリバウド・グランデ・クチーナ・レジョナーレシリーズの『リグーリア』

には、野菜のリピエーノのリチェッタがあります。
そこには、「畑と家がある人は金持ちだ」というリグーリアの格言があります。

野菜の詰め物料理ならリグーリア。
リグーリアの野菜のリピエーノ。



ズッキーニ以外にリピエーノに最適な料理はパプリカ、玉ねぎ、なす、ズッキーニの花など。
野菜のリピエーノは、リグーリアの名物どころか、リグーリアのシンボルなのでした。



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ピエトロ・パリージ』
/クオーコ・コンタディーノ

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シチリア出身のシェフがミラノで出した店は、その名もイカの卵。イカの卵はベネチアのチケッティの珍品中の珍品でした。

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