2022年3月8日火曜日

アペニン山脈の最上級ブランド牛、マルキジャーナ。

今日のお題はマルキジャーナmarchigianaです。
その名の通り、マルケのブランド牛で、中央イタリア全域に普及しています。
土着のポドリコ牛とキアニーナ牛の交配種で、
20世紀にロマニョーラ種との最後の交配が行われています。
その特徴が固まったのは1928年、IGPになったのは2003年と、まだ歴史の浅い牛。
料理もこれから色々出てくるでしょう。
70年代以降はアメリカ、南米、北欧など世界各地に輸出されています。
その肉は赤身でコレステロールが少なく、ジューシーで柔らかく、極めが細かいと、とても高く評価されています。様々な調理に合い、イタリアのナンバーワンの牛肉だという声もあります。
マルケ牛のステーキはマルケの内陸部の名物料理。

巨体と白さがマルキジャーナの特徴。

マルキジャーナのビステッカ。

マルキジャーナのラグー。

下は新しい農家、というタイトルの動画。マルキジャーナは半野生の状態で、遺伝子組み換え物質や抗生物質を使わないで育てる。
森との環境的結びつきが強い。
牛の肥育もサステナブル。


=====================================
ドルチ・デル・ソーレ

ピエトロ・パリージ』
/クオーコ・コンタディーノ

====================================

0 件のコメント:

トンカ豆はバニラの代用品として世に出ましたが、最近の日本のある出来事にそっくりの事実から使用が禁止されました。

きのうはオーストラリアのフィンガーライムとか、聞いたことないフルーツを紹介しましたが、(CIR1月号P.5)の料理で一番謎だったのは、fave tonkaです。 始めて聞いた名前です。いったい何なのか、想像もできません。 ドイツで行われたアイスクリームのワークショップでトンカ豆に...