2021年10月10日日曜日

イタリアのテレビ局カナーレ5はミラノがベース。局のマークはアルファロメオと同じくビスコンティ家の紋章がルーツ。

今月の(CIR)から、今日のお題はロンバルディアのワイン、“フランチャコルタ”です(P.23)。

フランチャコルタはブレッシャとベルガモ県の間に広がるワイン生産地区。


この地方をアルプスから守っているのは、温暖な気候のイゼオ湖。

フランチャコルタという名前は、ブルゴーニュ地方からクリュニュー会の修道士がやってきて、物々交換の自由な取引(curtes francae)が行われるようになったことに由来します。

クリュニー会といえば、ロマネ・コンティの畑を開墾した修道院だそうで、ワインとは深い縁があったのでした。

現在のフランチャコルタDOCG地区はイゼオ湖の南のオリオ川とメッラ川にはさまれた、ヴィスコンティ家が領主だった標高200㍍以上の丘陵地。

フランチャコルタのぶどう畑。

なだらかな丘陵地だが平地よりぶどうが病気になりにくい。
生産量は少なく経費もかかるが、品質のよいぶどうがよく熟した。

この地区の81%で栽培されているのはシャルドネ。
さらに白とロゼ用のピノ・ノワール15%、ピノ・ビアンコが3%。
シャンパーニュ地方の影響を受けている。
シャンパノワーズ製法は、イタリアではメトド・クラッシコと呼ぶ。


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