今日はスキアッチャータの話、その2です。
ガブリエレ・ボンチのイタリア各州のパンの本、『ピッツァ・ヒーロー』によると、彼の一番お気に入りのトスカーナのパンは、スキアッチャータだそうです。
アクアコッタacquacotta、カチュッコcacciucco 、パンツァネッラpanzanellaなど、多くのトスカーナ料理同様、スキアッチャータは質素な料理で、イタリアではどこでも、質素な料理ほど熱愛されている。サルーミを挟んだスキアッチャータは農民や労働者の定番の食事だが、そこに奔放な創造力が加わると、強い味を組み合わせた興味深い料理になる。
例えば、リボルノの“チンクエ・エ・チンクエcinque e cinque”がそうだ。リボルノ版ファリナータ(ひよこ豆のトルタ)とこしょうを挟んだパニーノで、なすを加えることもある。名前の由来は、20世紀初めは、ひよこ豆のトルタやパンが5チェンテージミ(1リラの1/100)で、パンとひよこ豆のトルタの料理であったことに由来する。リボルノのひよこ豆のトルタはファリナータよりやや厚く、オイルは少ない。バゲットに挟んで食べる。
リボルノのチンクエ・エ・チンクエ。
リグーリアのファリナータfarinata。
材料/
ひよこ豆の粉・・300g
水・・900ml
オリーブオイル・・40ml
塩、こしょう・・12g
ローズマリー
・ひよこ豆の粉と水を混ぜて泡を取り除く。
・ラップで覆って4時間休ませる。
・オリーブオイルと塩、こしょうを加える。
・油を引いた天板に流し入れてローズマリーを散らし、210℃のオーブンできつね色になるまで30~35分焼く。
おまけはシチリアのひよこ豆のトルタのパニーニ。パネッレ。
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