2022年11月1日火曜日

村中の女性が集まって家庭の薪のかまどで、歌ったり踊ったりしながら焼くシェブラスティは生地を発酵させる容器にこびりついた生地を有効利用したもの。

またかと思われるかも知れないけど、プーリア料理は大好きなので、知らないものがあると、追求したくなっちゃいます。
今回のサレント地方の料理は、scèblastiです。なんて発音するのかも謎なこの食べ物。ヒントはZollinoという地名のみ。レッチェから20km離れているそうです。

サレントの大都市、レッチェで、その美しさと美味しさにすっかり夢中になっていた私は、たった20㎞離れたほぼ聞いたことない隣町でもこんなに美しくて美味しそうなのかと、びっくりです。

どうやらシェブラスティと発音するようです。シェブラスティ祭りのために村のおばちゃんたち総出で賑やかに作ってるけど、南イタリアのおばちゃんは元気で陽気。

みんなで作っているのは、これ、シェブラスティ。

そういえば、プッチェはオーブンの温度をチェックするために最初に焼くサワードウのパン生地でした。シェブラスティは、生地を発酵させる木製の容器にこびりついて残った生地を有効利用するためのパンです。上の動画でプッチェ・ビアンケと呼んでいるので、プレーンなプッチェの一種なのかも。それにしても家に薪のかまどがあるって・・・。
プッチャはパンでしたが、これはカリカリのスキアッチャータ。

フリーゼ、またはフリゼッレはサレントの夏のパン。天然酵母生地のドーナッツ型の二度焼きパンを水で戻して具をのせていただきます。

 サレントからはちょっと離れて、次はフォカッチャ・バレーゼ。Focaccia barese。
ほんとプーリアは粉物の天国です。


プーリア料理はストリートフードだけじゃない、というわけで、最後はガッリ―ポリの漁師料理、ガッリ―ポリ風スカペーチェ。


プーリア料理は知らないものばかり。


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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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