2022年11月12日土曜日

アスパラガスのためのソース、サルサ・ボルツァニーナ。


グラッパを取り上げたので、トレンティーノ・アルト・アディジェの話題が続いていますが、さすがにこの州のこと、知らないなあ。
とりあえず、イタリア料理アカデミーの地方料理のソースの本、『スーゴとソース
のトレンティーノ・アルト・アディジェ州のページを見てみました。
そして見つけたのがサルサ・ボルツァニーナsala bolzanina。
ホワイトアスパラガスにたっぷりかかった美味しそうなソースです。
ボルツァニーナというのはボルツァーノ風、ということ。ボルツァーノはアルト・アディジェの州都です。
ボルツァーノ


この地方の名物は、まずカネデルリ、そしてスモークした生ハムことスペック、
ドイツのスペックとの違いは、スモークが軽くて甘い、ということ。じっくり時間をかけて作っています。

そしてアスパラガスです。サルサ・ボルツァニーナはゆでたアスパラガスにかけるソース。軽くてなめらかすぎないのが特徴のソースで、マヨネーズを加えるのは厳禁。ホワイトアスパラガスにかける基本のソースです。

アスパラガスのサルサ・ボルツァニーナがけasparagi e salsa bolzanina。
本のリチェッタ/材料
卵・・1個
ブロード・・大さじ1
マイルドなオリーブオイル・・大さじ2
ビネガー・・小さじ1
塩、こしょう
シブレット・・大さじ1/2

・卵をゆでて黄身と白身を分ける。
・ゆで卵の黄身にブロードか熱湯大さじ1とオリーブオイルを加えて強く混ぜ、クリーム状にする。
・ビネガー、塩、こしょうを加える。
・ゆで卵の白身とシブレットを刻み、ソースに加える。

グリーンアスパラガスのスペック巻きasparagi e speck

材料/
アスパラガス・・27本
スペック・・9枚
EVオリーブオイル

・アスパラガスを下処理してゆで、取り出して粗熱を取る。
・3本ずつスペックで巻き、シートを敷いた天板にのせる。
・スペックの代わりにチーズで巻いてもよい。
・穂先に油を塗り、190℃のコンベクションオーブンで8分焼く。


=====================================
イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
[creapasso.comへ戻る]
===================================

0 件のコメント:

ブッラータはプーリア以外の地方の定番料理にもよく合います。コクとフレッシュさが同時にあるこのチーズは、成功するマーケティングを研究した魔法使いが生み出したようなチーズ。

今月の(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)の食材の記事は、“ブッラータとモッツァレラ”。 リチェッタも数品紹介されています。 1品目はブッラータのジェラート。 純白のジェラートで、見た目はとても美しいのですが、残念ながらブッラータのジェラートの動画は見つからなかったの...