2022年10月28日金曜日

素朴なのにどうしてこんなに風味豊かなのか。サレントのストリートフード、ペットレはクリスマスイブに食べる揚げ生地。

プーリアのストリートフードの話、今日は、記事を訳しながら食べたことのないものだったので気になっていた“ペットレPettole”についてです。
(CIR)の記事P.41には、発酵生地のボールのフリットで、具によってalla pizzaiolaやminoscia(稚魚)などのバリエーションがある、とあります。
下の動画ではプーリアの陽気なお母さんが57年前の嫁入り道具の鍋でペットレを作ります。クリスマス・イブに食べます。

リチェッタの日本語訳は(CIR)P.45にあります。

ぺットレ・アッラ・ピッッァイオーラ↓


他にオリーブやアンチョビ、バッカラ、ケッパー、野菜入りなどもあります。
生地は天然酵母のものも。
天然酵母のペットレ↓具が入らないので生地を味わうタイプ。

下の動画ではプーリアで観光客が食べたいと思うものを全部食べてます↓


タコ焼きみたいだな、と思ったけど、タコは別に揚げるんですね。
生の貝は当たると悲惨なので気を付けてくださいね。

オイルと小麦の産地のプーリアでは、スーパーの食材でこんなスペシャルなパニーノができます↓

プーリアのパンの美味しさは、プーリアのストリートフードを含むすべての食べ物の原点。
プーリアを代表するパン、パーネ・ディ・アルタムーラ↓
パーネ・ディ・アルタムーラは香りが素晴らしい天然酵母のパン。一度あのパンの香りを嗅いだら忘れられなくなります。




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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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