今日のお題は今月のワイン。ヴァルポリチェッラvalpolicellaです。
先月のワイン、ソアーベがベネトの白ワインの代表だとしたら、これは赤ワインの代表。
ヴァルポリチェッラはヴェローナ県のコムーネです。
ワインロードもあるワインの銘産地。
ヴェローナからは数㎞離れていて、モンティ・レッシ―ニ、ネグラール渓谷、マラノ渓谷などに囲まれた上質ワインの産地。
ヴァルポリチェッラのワインロード。
ヴァルポリチェッラの旅の案内役は、カンティーナ・サルトリ。サルトリのワインは、800年代にカンティーナの創業者でレストランも経営するピエトロが顧客に出すために造り始めたワインがそのルーツ。本拠地は、ネグラール渓谷の700年代の館、ビッラ・マリア。
ヴェローナがライバル、ととらえてエレガントで個性的なワインを国際的なエノロゴのチームが創り出してきました。
カンティーナは順調に成長を続けてきた。現在カンティーナを代表するワインは、アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ“イル・レゴロ・ヴァルポリチェッラ・スーペリオ―レ・リパッソ・イル・マラー二”。
ヴァルポリチェッラ・リパッソ・スーペリオ―レ・レーゴロ↓ヴァルポリチェッラのワインの特徴と言えば、ぶどうを干すこと。
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ぶどうをすだれ状に吊るして干している姿はナポリのミニトマト、ピエンノロを思い出させる。
よく考えてみると、北イタリアで上質ワインを造るのは、南で造るよりかなり難しいはず。これらの工夫でモストの糖度を凝縮させてアルコール度の高いワイン造りを可能にしたのですね。さらに、アルコール度が低くて甘いワイン、レチョートも造り出しました。
そしてリパッソは、ぶどうを春まで干してヴァルポリチェッラを造り、レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラの絞り粕を通して再び発酵させます。これによってワインはアルコール度が高くなり、色が濃くなります。
リパッソは節約にもなる世界でも類を見ないワインの製法。
エレガントで個性的なワインを目指してヴェネトのマスターブレンダーやエノロゴチームが取り組んで生み出しています。
でも、正直言って今日はいつにもまして理系な話だったので、あまりついていけてません。トホホでした。
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