2022年7月3日日曜日

カタツムリのリチェッタのアップ数がえげつないところを見ると、イタリア人はかなりカタツムリが好きらしい。

それでは今日は、ロンバルディアのカタツムリ料理をどうぞ。

ルマーケとエルベッテのウミド。

・カタツムリは小麦粉とビネガーで時間をかけて下処理して下ゆでしてあります。
・バターと油で香味野菜をソッフリットにし、アンチョビとカタツムリを加えて炒める。白ワインをかけてアルコール分を飛ばし、塩、こしょう、下ゆでしたエルベッテを加え、必要なら野菜のブロードをかけながら2時間煮る。
・ポレンタを添えてグラナを散らしてサーブする。
北イタリアのカタツムリにはポレンタを添えるのがお約束。
さらにトマトソースで煮るとイタリア感強めに。

カタツムリのトマトソース煮

念のため、エスカルゴ・ブルギニヨンも。


エシャロット、イタリアンパセリ、にんにくのみじん切りをバターと混ぜてカタツムリに詰め、220℃のオーブンでコニャックを振りかけて10分焼く。

今月の(CIR)のリチェッタは、カタツムリのブラザートです。(P.2)下ゆでしたカタツムリをトマトソースと香味野菜のブロード、バルサミコ酢で煮込んだもの。

カタツムリ料理のバリエーション。
ベーコンやパンチェッタ巻いて串刺しにし、フライパンで焼くスピエディーニ、小麦粉をまぶして揚げるフリットあるいはスライスしてシンプルにオイル、ビネガー、塩、にんにく、イタリアンパセリで調味するサラダ仕立て、などがあります。
なんだかロンバルディアのオステリアのメニューにぴったり。

おまけのリチェッタ1品めは、グリルド・ポレンタ、生ハムのミラノ風前菜。

2品めはゴルゴンゾーラソースのポレンタ。

使う食材がお手軽価格だとリチェッタの動画のアップ数がすごいことになるようです。
高級なグルメの食材だと思ってたけど、庶民に愛されてるんですね。カタツムリ。

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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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