2023年4月8日土曜日

ポンペイの遺跡から発掘されたテルモポリウムは9世紀のテイクアウト店。レベル高すぎです。当日の売上金も出てきました。すごく繁盛していたようです。

今月のCIRの各州のグルメガイド、次はカンパーニアです。
最初に話題にしたのが、ポンペイの遺跡です。
西暦79年のヴェズビオ山の大噴火の火砕流によって埋もれてしまった街、ポンペイ。
そしてナポリは標高1281mのこの山の麓の街。
街にいると、たいていどこからでもこの山に見下ろされています。

ヴェズビオ山。

ポンペイは、ローマの植民都市として栄華を誇っていましたが、一昼夜にして埋もれてしまったため、当時の姿がそのまま残され、考古学的にもとても貴重な遺跡になりました。
多くのものがまだ未発掘のポンペイは、食文化の研究者にとっても宝の山です。
例えば、テルモリウムが発見されたこともニュースになりました。

ポンペイ、あの時と今。


テルモリウムとは、紀元9世紀ごろのテイクアウトの店。
それがこの水準ですよ。

豪華な装飾があるレンが造りのカウンターに大きなテラコッタの甕の下半分が埋まっていて、この中に温かい料理や飲み物が入っていました。甕の一つにはこの日の売上金がたっぷり入ったものもありました。かなり繁盛していたようです。
3Dで再現されたテルモポリウム。
ポンぺイでテルモポリウムの遺跡を見学した後にお勧めなのは、ギリシャ遺跡があるビーチリゾート、チレント。
チレントのビーチ。その美しさから多くの観光客を引き寄せています。ビーチの名物は牡蠣とシャンパン。




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2023年4月7日金曜日

ヴァッレ・ダオスタのライムギは、今ではほとんど栽培されていないが、古代小麦のような遺伝子操作や品種改良がおこなわれていない超貴重な穀物になりつつある。

ヴァッレ・ダオスタの料理はアルプスの料理。フォンティーナチーズやバターが欠かせない
。高原でのバター作り。

夜明け前の暗い中で作っているバターは豆腐みたい。

そしてライ麦パン

マグカップは銅製。イタリア人にとってもこの地方の食文化は古代から特殊だった。
ライ麦パンは年に1、2回しか焼かないパン。この地方は小麦じゃなくてライ麦が食文化のベース。寒い山の上でも育つライ麦ですが、そもそも、食物が育ちにくい山の上で、1900年代にはヴァッレ・ダオスタには8000haのライムギ畑があったのに、今はわずか24haだそうです。重労働なライ麦の栽培は現代の生活には合わず、今では生きるためではなく、地元の食文化の伝統を守りたい、という情熱から栽培されているのだそう。
でも、ここで興味深い現象が起きました。
これは小麦に対しても見られたことです。
つまり、古代小麦の価値が現代ではすっかり見直されたのと同じで、昔から変わらない製法で地元の農民だけが苦労して栽培していたライ麦は、市場に合わせた品種改良や遺伝子の選択が行われなくなった結果、今では貴重な探しても手に入らない穀物となったのです。その価値は、今すぐでなくてもいつか認められるはず。ヴァッレ・ダオスタの農民は、その時までライ麦が消滅しないように伝統を守りながらじっと待っています。こういう情熱が込められた作物や食品が多いのがイタリアの食文化の大きな特徴。まさに情熱的な国民です。

最後はヴァッレ・ダオスタの貴重な山の生ハム、ジャンボン・ド・ボス。ヨーロッパで一番高い場所で造られている生ハムだそうで。山のハーブ入りの干し草を熟成庫の床に敷いてその上で熟成させます。山の上で豚を飼うって大変そう。

ヨーロッパ一標高が高いと言えば、ヴァッレ・ダオスタの白ブドウ、ブリー・ブランはヨーロッパで一番標高が高い、モンブランの麓て栽培されています。




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2023年4月6日木曜日

アルプスは移牧の地。牛やヤギはチーズのために飼育された。同じ牛乳のチーズでもポー河流域とアルプスの山の上では世界線が違う別世界。

今年に入って、『クチーナ・イタリアーナ』誌でベル・パエーゼという連載が始まっています。
イタリア各州の食文化を紹介する記事です。20ある州を毎月、4、5州ずつピックアップしています。2月号ではヴァッレ・ダオスタ、カンパーニア、ラツィオ、リグーリアを取り上げていましたが、毎月各州を一言で言い表わすようなサブタイトルがついています。
ヴァッレ・ダオスタのことは、若者の移住が多い人気の地方、と説明していました。
北の端の、あまりなじみのない州ですが、ヴァルペッリ―ネで百頭の牛を飼っている移住者の若者は、モーツァルトやベートーベンを牛に聞かせながら乳搾りをするそうです。毎朝3時に起きて放牧地で乳搾り。午後には2回目の乳搾り。彼にとって牛は誇り。

ヴァルペッリ―ネの夏


ヴァッレ・ダオスタはあまりなじみがない州ですが、今日は記事のビジュアル解説をどうぞ。
さすがにこの地方はイタリアでも別世界。
アルプスの夏は素晴らしい。
下はお隣のオーストリアの牛飼いの家族の動画。牛は家族の一員で、全部に名前がついてるんだって。

アルプスのチーズ。

牛の飼育の基本は移牧。文化のルーツもここにあります。
牛の移牧は羊と違って迫力あるなあ。でも草を食べながら移動して、その草の香りがチーズの香りになるのは一緒。ちなみに、ここでは牛は4000頭、ヤギは5000頭飼ってる。どちらもその目的はチーズ。

ヴァッレ・ダオスタのチーズと言えば、フォンティーナfontina。

ヴァッレ・ダオスタとフォンティーナのPV。

フォンティーナに描かれている山は、この地方のシンボル、イタリアで一番高い山、モンブランことモンテビアンコです。
モンブランはモンテビアンコの姿をドルチェで再現したもの。さらに、ヴァッレ・ダオスタの名産品、栗をたっぷり使うドルチェです。

モンブラン。

次は豚肉のサルーミのヴァッレ・ダオスタ名物、アルナのラルド。

大理石を使うトスカーナのコロンナータのラルドとは違って木の桶で熟成させます。軽くあぶった黒パン、蜂蜜と一緒にアペリティーボとしてサーブしします。

今回はここまで。次回に続きます。

ちょっとお知らせ。CIR3月号は近日中に発売です。

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2023年4月5日水曜日

ステーキのグリーンペッパー風味のこしょうの刺激が苦手な人は、こしょうの選び方を変えてみるほうがよいかも。

今日は肉料理の話。
ゲルマン系の豚のもものビール煮から地中海風のポークチョップ、豚のブラチョレットまで紹介しましたが、次はフランス系の子牛のステーキのグリーン・ペッパー風味です。カルロ・クラッコシェフがこの料理にまつわる自身の思い出を本の中で語っていました。
カルロ・クラッコシェフの過去の経験を語った面白い本、『クールにしたいならエシャロットを使う』です。

本では、子牛のヒレ肉料理についてのこんな体験が語られていました。

「“ダ・レーモ”で働き始めた時、かなり衝撃を受けた子牛料理があった。たいていの店は肉料理と言えばグリルかローストだったが、私はある仕上げをまかされた。それは“ヒレ肉のグリーンペッパー風味il filetto al pepe verde”だった。」
この本は、シェフが若かりし頃、まだ修行専門の好奇心一杯で勉強熱心な駆け出しの料理人だった時に体験したことや、子供の頃の思い出など、彼の料理の基礎となり、現在の彼の料理のベースとなった出来事を、若手料理人に伝えるために書いた本。
子牛のヒレ肉の料理は、レストランの肉料理の基本中の基本。
でもシェフは、この肉はどこから来たのか、誰が造ったのか、どんな歴史があるのか、この料理を食べる人に伝えるべきメッセージとは何なのかと、深く知りたがる若者でした。ダ・レーモDa RemoはビチェンツァVicenzaの店で、当時はホテル学校に通いながら働いていました。その後シェフは、グアルティエロ・マルケージ師匠、モンテカルロのオテル・パリスのアラン・デュカス、パリのルーカス・カールトンのレストランなどでキャリアを積んでいます。
そんな若手時代に出会って、強烈な印象を残したのが子牛肉のステーキのグリーンペッパー風味。

フィレット・アル・ペペ・ベルデ。

ごく一般的なこのステーキから、シェフは何を感じたのでしょうか。
この料理は、アッラ・ランバダalla lampadaと呼ばれる客の前でシェフではなくサービスの担当者が卓上で作って見せる料理。

アッラ・ランバダ。クレープ・シュゼットなどがそうです。派手に炎を上げるフランベがポイント。

グリーンペッパー風味は、肉をフランベした後に、グリーンペッパー、マスタード、生クリーム、ブロード・ディ・カルネを加えて肉にからませながら熱します。

グリーンペッパーは普通は水煮の瓶入りの塩漬けものを使います。これがアロマがとても強いこしょうでした。刺激はあるのですが、それ自体の味は強くはありません。そしてこれを肉に加えて生クリームを加えると、刺激が消えるのです。さらにスーゴ・ディ・カルネを仕上げに加えると、まったく気にならなくなり、思った通りの料理ができたのでした。

いったい何がシェフをこんなに驚かせたのでしょう。
ここからは上級編です。
私は生のグリーンペッパーを使います。おそらくあまり見たことないでしょうね。私はいつも探しています。フレッシュなグリーンペッパーは、信じられない味です。一般的などんなスパイスにも勝ります。何年も戸棚で光や湿気を浴びて保存した乾燥ペッパーとは比べ物になりません。月日が経つにつれて、こしょうはその美点の繊細さやエレガントさを失い、刺激だけが残ります。なのでスパイスを買う時は、新鮮な上質のものを選ぶ必要があります。

正直言って、私はこのこしょうの塩水漬けが大の苦手で、この料理もグリーンペッパー風味というだけで食べる気がなくなるほどでした。でも、次はトライしてみようかな、という気になりました。

この料理で、シェフはスパイスの目利きの重要さを知ったのですね。
この後もシェフのアドバイスは続きます。
その一つがメイラード反応です。
料理の初歩の初歩を教えてくれる、ぜひ読み込んでいただきたい本です。

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2023年4月4日火曜日

北イタリアではサルーミ用に豚を大きく育てる飼育方法が普及していたので、牛や子牛のヒレと同じくらい豚のヒレ肉料理も普及した。その立役者はアルトゥージ。

サルーミは、イタリアの恵まれた気候とイタリア人の職人気質から生み出されるイタリアの田舎の宝石。
今日は、豚肉料理の話。
まずはヒレを1本使う料理、ミルク煮。
ヒレは牛でも豚でもフィレットfiletto。背骨の中央部分で、ほとんど運動しない部位なので、柔らかくてとても上質の部位とされています。
一般的にヒレと言えば牛や子牛料理の部位ですが、北イタリアではサルーミ用に豚を大きく育てる伝統があるので、北イタリアでは豚のヒレ肉料理も普及しました。
ちなみに、イタリアの養豚の中心地、エミリア・ロマーニャの養豚技術は世界一だそうです。

フィレット。

ヒレ1本を丸ごと使う料理の典型。
エミリア・ロマーニャと言えば、イタリア料理を1冊の本にまとめて近代イタリア料理の父と呼ばれるペッレグリーノ・アルトゥージは、この地方の人でした。
彼はイタリア料理史上の重要人物なので、料理人なら特に説明しなくてもよく知ってるはず。

豚ヒレのミルクローストはアルトゥージが本で取り上げているのでリチェッタも広まっています。
アルトゥージのリチェッタの豚肉のミルクローストMaiale arrostito nel latte。

材料/
豚ロース・・1塊、1.5㎏
牛乳・・1.5ℓ
にんにく・・2かけ
ローズマリー・・1枝
EVオリーブオイル、塩、こしょう
じゃがいも・・3個(好みで)

・鍋に油を熱し、ロースト用の網で包んだ肉を入れて表面全体を焼く。
・熱した牛乳、にんにく、ローズマリーを加える。沸騰したら蓋をしてとろ火にし、煮汁をかけながら3時間煮る。
・肉を取り出してて網を取り除き、冷ます。崩れないように冷めてからスライスする。
・煮汁を濾して必要なら煮詰める。またはコーンスターチでつなぐ。
・またはじゃがいもを入れて15~20分煮る。
・肉をスライスして皿に盛り付け、じゃがいもを添えてソースをかける。
・肉が柔らかいのでフォークで切れます。

豚のローストで人気なのがすね肉のビール煮stinco alla birra。

豚肉と牛肉じゃこんなに違うんですね。これはゲルマン人の料理だ・・・。

そしてもっとイタリアンなのは、エレガントな子牛肉のロースト。色あいからして違います。子牛肉のローストには比較的赤身で結合組織が少なくて調理時間の短い部位、または骨に守られて加熱しても水分が抜けにくいカレなどの赤身肉を使います。

子牛のカレのオーブン焼きロースト。

もっと地中海的なイタリアンになると、骨付き肉でもフライパンで作ります。ブラチョーレ。




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2023年4月3日月曜日

重労働の農民やローマの兵士にとって、動物性タンパク源は、古代から第二次大戦後まで、常に不足していた。イタリア料理入門、サルーミ。

今月はガチョウの話をだいぶした印象です。牛や羊の話もしましたが、今月のもう一つのテーマ、生ハムの産地でもある“エミリア・ロマーニャ地方”で大切なのは、豚です。
この地方では豚のことを、母なる自然と人間の父から生まれる田舎の宝石と呼んでいます。
特にエミリア・ロマーニャ地方では、豚は130kg以下の“軽い”タイプと、サルーミ用になる170kg以下の“重い”タイプがいます。
腸詰め以外にも、ロースト、煮込み、グリルなど様々な料理があります。
ロマーニャ地方では、お母さんの味といえば、豚肉のミネストラ。
他に、サルシッチャ・フレスカのスーゴ、ロース肉のミルク煮、60〜70年代にロマーニャ地方のオステリアで大ヒットしたブラチョラータなどの料理も代表的です。
さらに、豚肉の加工品といえば、サルーミ。
生ハムやサラミなどの総称です。
イタリアで激しい戦いや労働に明け暮れる農民や戦士には、栄養価の高い食べ物が必要でした。古代から第二次大戦後まで、動物性タンパク源は常に不足していたのです。
雑食性の豚は、家庭の生ゴミや都市の周囲の広葉樹の森の草を食べて短期間で太りました。

トスカーナの森で放し飼いにされている豚、チンタ・セネーゼ。

豚のカロリーが蓄えられているのは脂肪、タンパク質は赤身肉。たっぷりある脂身や肉を保存する方法がサルーミ。イタリアは地域によって気候も食文化も様々。そのため、サルーミも様々なものが作られました。
大きくは、プロシュット、コッパ、パンチェッタなどの単一の部位を使ったもの。
そして赤身肉と脂身をミックスしたサラミに大別されます。

イタリア産サルーミの中でも、DOP製品は、豚肉の産地、飼育、加工の3つの条件が決められている地域内で定められた法律に基づいて行われたもの。そのため五感的な特徴や栄養価の特徴も製品に現れている。さらに子豚の誕生から製品の出荷までが把握されている。つまり安全が保証されている。
IGP製品は2つの条件をクリアしているもの。
イタリアのアルティジャナーレな食品は、高級品というブランドイメージが強烈だ。消費者は、アルティジャナーレの素晴らしさを知っているので価格の高さも理解している。でも、市場には世界規模でコピー品や類似品が後を絶たない。DOPやIGPというEUの認定は、値段が安い類似品を見極めるヒントになっている。

サルーミには、自然と人間の共同作業によって生み出されるイタリアの食文化の伝統が映し出されている。“豚肉は田舎の宝石”です。
豚肉を長期保存する方法のの一つが、海に囲まれたイタリアならではの塩漬けだ。
塩よりたっぷりあったのが、太陽。これは南イタリアの得意技だ。
太陽が乏しい北では暖炉の熱を利用してスモークした。スペックが代表的。
天日で乾燥させるのは湿度が低い南イタリアの得意技。
パルマの生ハムのライバル、サン・ダニエーレの生ハムは湿度が低くて風通しがよい場所で作るので、乾燥の方法を用いた。太陽も塩もあったのに、湿気をもたらす霧が出て乾燥の方法に工夫が必要だったのが北イタリア。
特にポー河右岸のバッサ・パルメンセと呼ばれる地方は、冬は霧に包まれ、夏は猛暑で蚊と湿気に悩まされる、そんな地方だった。ところがそんな特性があったラ・バッサと呼ばれるこの地方は、保存方法に工夫を加えた結果、イタリアでも最高のサルーミの産地として知られるようになった。

クラテッロの産地、ジベッロ。

バッサ・パルメンセ。

保存できるだけでなく、タンパク質分解酵素の働きがが活発になり、部分的に加水分解されてとても消化が良くなる。塩漬けはケルト人から伝わった保存方法だ。

サラミはアペリティーボに添えるストゥッツィキー二に最適。特にクリームチーズとの相性が抜群。




パイやクロスティーニ、ブルスケッタも・・・。





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2023年4月1日土曜日

ひよこ豆のキタッラは、ひよこ豆サイズのミートボールのソースが定番。ならひよこ豆のソースもいいかも、とこの地方の主婦が思ったとしても不思議じゃない。

ワインのペコリーノに合う料理、3品めはペコリーノの産地、マルケとアブルッツォの名物パスタ、キタッラです。定番のソースは子羊のラグー(リチェッタはP.54)。羊の移牧が行われている地方にふさわしいソースです。そして今月の(CIR)で紹介しているのは、ひよこ豆とラルドのソース。羊飼いがいない地方でもできて、一段と農家風のパスタです。

子羊のラグー。


イタリア料理でひよこ豆のパスタと言う場合、そのベースはパスタ・エ・チェーチです。
パスタ・エ・チェーチ。

そしてパスタ・エ・チェーチの原型はパスタ・エ・ファジョーリ。イタリアの農民料理や家庭料理を象徴するスープです。
パスタ・エ・ファジョーリ。
パスタ・エ・ファジョーリとパスタ・エ・チェーチの違いはもちろん豆の違い。
姑がお嫁さんに料理を教えるような楽しい家庭料理の本、『マンマ・ミーア

には、チェーチはファジョーリより安いが石のように硬い、とありますが、前日から戻して使えば美味しくなるから、恐れず使いなさい、とアドバイスしています。
豆のソースをパスタにかける時、合わせるパスタの種類は豆の大きさで決まります。
上の動画の料理はどんなパスタを組み合わせているかチェックしてみて。
キタッラは、子羊のラグーの他に、小粒のミートボールも定番のソースです。これ、チェーチぐらいのサイズじゃないですか。豆のチェーチを入れてみようという発想は、きっとこの地方の主婦だけもが思っていたはず。
ただし、1個ずつ小さく丸めると思っていたら、全然違った。

ひよこ豆サイズのミートボールの衝撃の作り方。


また、各地のクリスマスのディナーのパスタを見ると、各地のもっとも贅沢な食材は何かがわかります。この地方のクリスマスのご馳走版パスタのソースはカストラート(去勢した羊肉)のラグー。カストラートの肉は脂肪が多いのが特徴。そのため柔らかくてジューシーで風味が豊か。

カストラートのスーゴ。




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クリスマスのドルチェに欠かせないカンディーティ。

(CIR)12月号の記事、今日のお題は“カンディートcandito”です。 形容する名詞の性・数によってカンディータ、カンディーティなどと変化します。 フルーツの場合はフルッタ・カンディータfrutta cantita。 カンディーティ入りのクリスマスのビスコッティ。 カンディ―...