2023年2月6日月曜日

ソレントのニョッキ、ムール貝のスパゲッティ。貝は地中海を象徴する食材。

今日のお題はナポリ料理のルーツのもう一つの湾、ソレント湾です。

ソレント湾と沿岸部。動画を見ているだけでもウキウキしそうな、アマルフィとかレモンとか、一生に一度は行って食べ歩きしてみたいと世界中の誰もが夢見るパラダイスです。このアマルフィがある青い海に突き出した半島はソレント半島。イタリア観光のハイライトにもなる場所です。
ソレント半島、アマルフィ海岸、カプリ、ナポリ。
アマルフィ海岸にはコラトゥーラの産地として知られるチェターラもありますが、海は海産物が豊富で、内陸は野菜や果物が豊富に実る、まさにカンパニア・フィリックスを実現させた場所なのです。

ソレントの名物料理は“ソレント風ニョッキgnocchi alla sorrentina”。じゃがいものニョッキです。この料理のポイントは、ニョッキをグラタンにすること。グラタンは南イタリアの大人気家庭料理。ソレントのグラタンは、じゃがいもをナポリの特産物、トマトソースとモッツァレラでつなぎます。


ニョッキ・アッラ・ソレンティーナGnocchi alla sorrentina

材料/4人分
ニョッキ・・800g
モッツァレラ・・250g
パルミジャーノ
バジリコ、塩
《スーゴ》
ペラーティトマト・・500g
にんにく・・1かけ
EVオリーブオイル・・大さじ4
バジリコ、塩

・トマトをバジリコ少々で煮てシンプルなトマトソースにする。
・ニョッキをゆでる。
・オーブン皿の底にトマトソースを敷く。
・ニョッキをたっぷりのトマトソースであえてオーブン皿に入れ、手でちぎったバジリコ少々を散らす。
・モッツァレラ・フィオル・ディ・ラッテを輪切りにして小さくし、ニョッキに散らす。
・パルミジャーノを散らし、再びニョッキを重ねてバジリコ、パルミジャーノを散らす。
200℃のオーブンで10~15分焼く。仕上げの5分は最高温でグリルする。

ニョッキにモッツァレラを加えてグラタンにするというのは、ありそうで意外とないかも。溶けると伸びるパスタ・フィラータのチーズは南イタリアの特産物。ソレントで食べておかないと・・・。ちなみに、ソレント中の飲食店で出している名物料理だそうですよ。

ソレント半島の名物パスタはアマルフィのシェフが創り出したシャラティエッリ。
シーフードのパスタ用に考え出されました。

何度か取り上げているので、今日は、この地方、というか、地中海を象徴する食材、貝を取り上げます。
ナポリの魚市場。

まずアサリはナポリ湾の名物でしたね。上の市場ではムール貝が目立ってました。
そこでムール貝のスパゲッティなんてどうでしょう。

ナポリのサンタ・ルチアはタコが名物。ナポリのタコと言えば、タコのアッフォガートとサンタ・ルチア風。どちらもパスタソースになります。
タコのアッラ・ルチアーナのパスタ。

リチェッタは次回に。

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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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