2023年2月22日水曜日

オニオングラタンスープはカテリーナ・ディ・メディチがフランスに伝えたと言われているトスカーナ料理。トスカーナではカラバッチャと呼ばれている。

今日の料理は、“フィノッキオとサボイキャベツのズッパ、スペック入り”(CIR2月号P.5)です。
この料理は、その写真を見た瞬間に、真っ白いスープカップの下に赤いチェックのクロスを敷いた盛り付けに釘付けになりました。

このカップはフランス料理ではオニオングラタンスープに使われるライオンの頭付きのデザインのものです。

オニオングラタンスープ。

昔からこのきれいなスープ皿は大好きでした。
何故かオニオン・グラタン・スープといえばこの皿。
フランス料理を代表するスープですが、この料理は、イタリアではトスカーナ料理として有名。別名“カラバッチャcarabaccia”とも呼ばれていますが、そのルーツはカテリーナ・デ・メディチが結婚した時にフランスに伝えた料理として知られています。
そんな高級フレンチの一品が、ライオンの頭付きスープカップでサーブしても下に赤いチェックを敷くだけでこれ以上はないイタリア料理になっているので驚きました。
上の動画は本家争いをしているフランスとイタリアのシェフが作るオニオン・グラタン・スープ。
トスカーナ料理のカラバッチャは質素な農民料理。香味野菜のスープです。この
ライオンヘッドのスープカップはライオンの頭の美しさがポイント。イタリアの陶器メーカーなら業務用ラインに必ず入っているので、トスカーナあたりだったら日本で買うより美しいものが手に入るかも。イタリアで見かけたら買いです。

玉ねぎのグラタンスープは冬の農民料理の典型。

フィノッキオとサボイキャベツのズッパは、北イタリア版冬の農民スープ。

キャベツのスープも(CIR)のリチェッタのようにスペックを浮かべると途端に上品な一品に。
黒キャベツ入りならトスカーナ風。

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