南イタリアのクリスマス料理、今日はナポリ料理、“ミネストラ・マリタータminestra maritata”。
(CIR12月号)のリチェッタは、P.20。
ナポリの路地裏で生まれ、葉野菜や豚の耳など安い材料を使った料理だが、ナポリ料理や一般的なカンパーニア料理の中でミネストラ・マリタータは長い間、作るのに手間がかかる日曜日の料理だった。ナポリのクリスマスやパスクアに欠かせない料理で、冬の温まる料理とも考えられている。
“マリタータmaritata”とは野菜と肉のmaritanoという意味。
「野菜と肉のマリアージュや~」。なのです。年配の人は、この料理を説明する時に、ついつい、「結婚と同じですべてのカップルに言えることはバランス」、とうんちくを言いたくなる料理です。
北のミネストラと違って、米やじゃがいもが入らないので、どろどろではなく、サラっとドライなミネストラ。
ナポリの古い伝統の野菜、各種の肉、そのブロードという完璧な組み合わせの料理。
そのルーツはスペイン料理のolla potridaオ―ジャ・ポドリダと言われています。
ミネストラ・マリタータ
コロンブスも食べたスペインのオ―ジャ・ポドリダ。
ウンチク好きのナポリ人にとっては説明することがたくさんある料理。
豊富な肉と野菜を使う料理ですが、バリエーションも無数にあります。(CIR)のリチェッタは、だし入り。昆布と鰹節の出汁です。もうなんでもあり状態ですが、ナポリのクリスマス料理に使われるほど広まってるんですねー。
ざっと作り方を説明すると、だしの代わりに一般的に使われるのはブロード。鶏、牛肉、野菜、サルシッチャ、ハムの骨などを弱火でアクを取りながら数時間ゆでて肉を取り出し、鶏肉は小さく切り、サルシッチャは輪切りにする。ブロードは濾して冷まして脂を固め、取り除く。野菜は別々に塩ゆでする。ブロードを沸騰させて野菜とブロードを取った肉を入れ、、火を止めて休ませる。皿に注いでチーズをかける。
ナポリのクリスマス料理も食べてみたいですね。
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