2025年1月24日金曜日

玉ねぎやにんにくベースのソースは、パスタ・ソースの基本中の基本。

乾麺のパスタが広まらなかったベネトで、唯一例外だったのが、ビゴリ・イン・サルサでした。

bigoli in salsa

トマトが入らない、イン・ビアンコのソースです。
オリーブオイルと玉ねぎのベースにイワシの塩漬けを溶いてこしょうをたっぷりかけたソース。シンプルで、質素なソースです。
そういえば、玉ねぎのソースは家庭料理のソースの定番。
各地にありますが、ボローニャの“フリッジョ―ネfriggione”はその一つ。
トマト入りの赤いソース。玉ねぎをひたすら煮るソースは、基本のパスタソースの1つ。

フリッジョ―ネ

フリッジョ―ネ・ビッカンテのオレッキエッテ。ボローニャとプーリアのハイブリッド。

徹底的に庶民的な食材の玉ねぎとクルトンのパスタ


玉ねぎはソースのベース。フリッジョ―ネに挽肉が入るとミートソースになり、さらにもっとシンプルでもっとベーシックなソースはにんにくのソースです。少量の唐辛子を加えたり、トマトを加えたり、アレンジは無数にできました。

ピチ・アッラ・アリオーネ

ビゴリが何かに似ていると思ったのですがそれはピチでした。
玉ねぎやにんにくのソースは、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノやカーチョ・エ・ペペへと進化しました。

最後は(CIR9月号)から、お口直しのハイビスカスのアペリティーヴォ(日本語のリチェッタはP.27)。ハイビスカスのアイスティーにプロセッコとドライジン、メープルシロップを加えた食前酒。赤い色が素敵ですねー。


今月のベネチア料理の話は、このくらいで・・・。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

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