2021年1月6日水曜日

カンパーニアから世界中に広まったリキュール、ストレーガ。

きのう紹介したカッサータ・インフォルナータの食材の1つ、ストレーガが、今日のお題です。
カンパーニアのベネベント生まれで、世界中のイタリアンレストランで、カンパーニアの人が飲む食後酒として広まったリキュールです。
誕生した1860年以来、秘密の製法で作られています。
イタリアの最も権威ある文学賞の1つ、ストレーガ賞のスポンサーにもなっています。
70種類の野草やスパイスが配合されていて、サフランが入っているのでレモンイエロー色の濃い黄色をしています。
ストルッフォリやババなど、カンパーニアの様々なドルチェに使われています。

ベネベントのストレーガ・アルベルティの製造所↓

カンパーニアのドルチェのマエストロ、サルバトーレ・デ・リソ(webページはこちら)のストレーガ風味のストルッッフオリ。↓
ストルッフォリはナポリのクリスマスやカーニバルのドルチェです。


struffoli/ストルッフオリ
材料/
卵・・4個、200g
バター・・50g
ストレーガ・リキュール・・50g
水・・20ml
砂糖・・50g
塩・・5g
小麦粉・・500g
レモン、オレンジ、ミカン・・適量
蜂蜜(ミッレフィオーリ)・・500g
ストレーガ・リキュール・・15g

・小麦粉をフォンタナに盛り、卵、砂糖、塩を溶いた水、ストレーガ50gを混ぜて小麦粉に加える。室温のバターと柑橘類の皮も加えてこねる。
・なめらかな生地になったら冷蔵庫で最低30分休ませる。
・生地を直径1cmの棒状に伸ばし、たっぷり打ち粉をして長さ8mmに切って余分な粉をふるい落とす。
・180℃のひまわり油で揚げる。きつね色になったら取り出して油を切り、ストレーガ風味の蜂蜜、オレンジピールの小角切りを加えて混ぜる。
・仕上げにストレーガ少々をかけて香りを足す。皿に盛り付けてディアボリーニ(色付きコンフェッティーニ)を散らす。フルーツのカンディートで飾る。

デリツィエを始めとするアマルフィのドルチェ満載の本、『ドルチ・デル・ソーレ




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