2021年1月25日月曜日

パスタ・フロッラは、世界で一番簡単な生地だけど、作る時、触らなければ触らないほどいいって、ベビーシッターが教えてくれた。

イタリアのお母さんや姑が、子供や嫁に料理を教えるような本、
マンマミーア
のズブリゾローナのページには、こんなことが書いてありました。
リチェッタは今月の「総合解説」P.12。

ベビーシッターのピエラは、家族の誕生日のためのケーキを次から次に作りながら、“パスタ・フロッラpasta frolla”は世界で一番簡単な生地だけど、作る時は注意が必要、と教えてくれた。
生地は手や部屋の熱を吸い取るからね。
手が熱ければ、ボールを氷に当てて作業をすること。
それか、手で触れないようにさっとミキサーにかけてもいいよ。
そうしないとうまくできないよ。
生地を休ませる時は、冬ならキッチンで、夏なら冷蔵庫で30分休ませる。
30分以上だと硬くなって、伸ばすときに結局温めすぎることになるからね。
つまり触らなければ触らないほどいい。

イタリアのベビーシッターは、時には母親のような料理のアドバイスもしてくれるんですね。
それでは本のズブリゾローナのリチェッタを訳してみます。

Torta sbrisolonaトルタ・ズブリゾローナ
材料/6人分
00番の小麦粉・・250g
コーンフラワー・・150g
砂糖・・200g
アーモンド・・200g
バター・・220g
卵黄・・2個
アニスリキュール・・大さじ1
ノーワックスレモン・・1個、塩

・台に振るった2種類の粉を盛り、砂糖と小片にしたバター(型用に少量残す)、卵黄、レモンの皮のすりおろし、塩少々、アニスリュールを加える。
・アーモンドをさっとトーストし、数粒は丸ごと残して残りは刻む。
・残りの材料にアーモンドを加え、手で固まりすぎないそぼろ状になるように混ぜる。
・天版にバターを塗って打ち粉をし、生地を手で広げる。180℃のオーブンで焼き色がつくまで(50分)焼く。好みで粉糖を散らしてサーブする。
再び巨匠イジニオ・マッサーリの動画です。

紹介し忘れていましたが、彼はマントヴァ出身。
マンヴァ名物のこのドルチェには思い入れも人一倍のはず。
次は巨匠が教える基本の生地、パスタ・フロッラpasta frolla。






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イジニオ・マッサーリ

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