今日のお題は、ヴェローナのドルチェ、“ヴィッラフランカのスフォリアティーネ”です。
(CIR3月号P.30)正直言って、ヴィッラフランカという名前は初めて聞きました。
ヴィッラフランカ・ディ・ヴェローナ
ヴェネトの街で、リソルジメントの時期、オーストリア=ハンガリー帝国の一部でした。
オーストリア=ハンガリー帝国という国があったこと自体知らなかった。
でも、その基盤となったハプスブルグ家のことはよく聞きます。
彼らが築いたこの帝国は中央ヨーロッパに君臨し、多民族国家で、政治だけでなく、音楽や芸術面で豊かな文化も生み出しました。
けれども民族的な対立は政治的な不安定さを生み出しました。
オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝賛歌。ドイツ国家と同じメロディー。
この時代のことは全然知りませんが、当時、ヴィッラフランカの休戦というのが結ばれました。この出来事は、この街の名がイタリアの歴史に登場した出来事で、イタリア統一戦争の中での出来事でした。フランスがオーストリアと結んだ和約です。
ヴィッラフランカの休戦
ナポレオン3世まで登場して、ほんとにヨーロッパの政治は何がなんだか・・・。
よく分からないけど、その出来事がきっかけで生まれたのが“平和のケーキ”こと、ヴィッラフランカのスフォリアティーネです。
1842年オープンのヴィッラフランカのカフェ・ファントーニで、オーナーだったジョヴァンニ・ファントーニが考え出しました。
カフェ・ファントーニ
そしてこれがスフォリアティーネ。
詳細は次回。
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