2025年7月7日月曜日

今どきのアサリのスパゲッティは、リチェッタがちっょと進化していて、アサリを最大限に活かす。

今日のお題は、“アサリのスパゲッティ”(リチェッタの日本語訳はCIR3月号P.4)。
イタリアの海辺の町の料理の定番中の定番で、その作り方も、昔からほぼ変わらず。

ナポリvsべネチアのアサリのスパゲッティ


今月の料理のテーマは、主役の食材を活かす、ということ。
この料理の主役は、もちろんアサリ。
イタリアでは、アジア産アサリと国産アサリvongole veraceが出回ってます。
両者は味が違うので、アサリに対する知識もシェフには必要。
動画を見る限り、ナポリもベネチアも、リチェッタに大きな違いはないようです。
多分、みんなこうやって作ってますよね。
でも、(CIR)のリチェッタは、違います。
スパゲッティをアサリのブロードでゆでます。
ブロードは、フライパンで油少々と皮付きにんににくをソッフリットにし、アサリを加えて熱し、イタリアンパセリの茎、ワインを加えてアルコール分を飛ばす。火を止めて汁を濾し、殻を取る。これを濾したのがブロードです。
パスタはこのブロードとアサリの殻を加えた湯でゆでます。

ナポリのクリスマスのプランゾのスパゲッティ・ボンゴレ。お皿も素敵。


今月のリチェッタのもう1品、“ガンベロ・ロッソと柑橘フルーツのタルタルとビスク”はガンベロ・ロッソの頭と殻から取ったビスクが主役。
殻から出汁を取るリチェッタが、広まっているようですね。
今月の白身魚の記事も、イタリアの魚料理の概念が大きく変化していることを感じさせるとても興味深いものでした。
詳細は次回。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。イタリアの地方料理の本としては最高の雑誌です。
(CIR)は2冊の雑誌を毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

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今どきのアサリのスパゲッティは、リチェッタがちっょと進化していて、アサリを最大限に活かす。

今日のお題は、“アサリのスパゲッティ”(リチェッタの日本語訳はCIR3月号P.4)。 イタリアの海辺の町の料理の定番中の定番で、その作り方も、昔からほぼ変わらず。 ナポリvsべネチアのアサリのスパゲッティ 今月の料理のテーマは、主役の食材を活かす、ということ。 この料理の主役は、...