2025年7月11日金曜日

ハプスブルグ家も登場する壮大な歴史があるヴィッラフランカの超シンプルなパイ菓子スフォリアティーネ。ある意味、ナポリのスフォリアテッラの究極にあるイタリアのパイ菓子。

今日のお題はオーストリア=ハンガリー帝国の一部だった街、ヴェローナのヴィッラフランカのカフェが、歴史的な休戦、“ヴィッラフランカの休戦”に捧げて作ったドルチェ、平和のケーキこと、“ヴィッラフランカのスフォリアティーネ”。やたらドラマチックな背景の割には、超シンプルなドルチェです。リチェッタの日本語訳はP.30。
バターと砂糖の香りのドルチェ。

スフェリアティーネはパイ生地のこと。
普通は長方形に切りますが、ヴィッラフランカのスフォリアティーネは端を閉じてドーナツ形にするのが特徴。

ヴィッラフランカのスフォリアティーネ

スフォリアティーネ

スフォリアティーネとクレーマ・シャンティ―

リコッタクリーム入りスフォリアティーネ

ナポリのスフォリアテッラはイタリアのパイ菓子の世界的に有名なバリエーションの1つ。

次回もドルチェ、パン・ディ・スパーニャの話。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。イタリアの地方料理の本としては最高の雑誌です。
(CIR)は2冊の雑誌を毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

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スペインで生まれたからパン・ディ・スパーニャと呼ばれるイタリアのスポンジ生地。フランスでは経由地のジェノバの名を取ってパータ・ジェノワーズと呼ぶ。案外適当。

今日のお題は、“パン・ディ・スパーニャpan di Spagna”。 なぜスペインのパンなのか、不思議でしたが、それはスペインで生まれたから、という超シンプルな理由でした。生地の日本語訳は(cir3月号P.37)。この生地は、19世紀半ばに、ジェノヴァで重要な晩餐会が開かれた際に...