今日のお題は、今月の“スクオラ・ディ・クチーナ”から、カツサンドkatsu sandoです。
ここまではっきりカツサンドと言ってるリチェッタは、初めて見ました。
カツサンド。サンドイッチじゃなくてサンドsando。これだけ外国人観光客が増えれば、見つかるのも時間の問題ですが、イタリアの場合、やはりかなりイタリア風なアレンジを加えます。
そもそも(CIR)のリチェッタは鶏肉のコトレッタです。しかもトマトにバルサミコ酢にアーモンドと、とんかつソースじゃなくてイタリア人にはお馴染みの食材のソースをかけます。イタリア風カツサンドという発想は面白いです。
カツサンド。サボイキャベツとコトレッタにとんかつソースをかけます。
上質の肉は分厚いのに限る。昔はコトレッタ・ミラネーゼ用の上質の子牛肉を叩いてゾウの耳のように薄くすることにグランシェフたちが大反対してました。この分厚いのに庶民的な肉は、衣をつけたステーキと呼ばれています。どんな庶民的な料理でも、洗練された上品な料理にしてしまう発想は、イタリアならではのもの。
コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ
コトレッタの日本語はkatsuだとイタリア人も学んだようです。でも、キャベツの代わりにサボイキャベツを使う発想はなかったなあ。ちなみに(CIR)のリチェッタではチコーリア・ミラノという野菜を使っています。
かつサンドの肉は時には牛肉だけど、コトレッタ・ミラネーゼは子牛肉。
チコーリア・ディ・ミラノ
普通にキャベツを使えばいいのに、と思いそうですが、北イタリアではキャベツに対してはかなりマイナスなイメージが広まっていて、あの香りは戦後の食糧難の時代を思い出させる、なんて意見もあります。
さすがにとんかつソースは純粋なイタリア製。トマト、アーモンド、バルサミコ酢がベース。とんかつじゃなくても美味しそう。
イタリア風カツサンドも食べてみたい。
=====================================
(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。
現在、2022年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)バックナンバーは、2021年1~12月号です。
定期購読は2022年の号からできます。
1冊のみの注文もできます。
古い雑誌や本は在庫を探しますのでご相談ください。
本以外のお問い合わせもお気軽にどうぞ。
ご注文の場合は、こちらのフォームからお願いします。
■本や(CIR)の購入方法
お問い合わせはこちらからどうぞ。
(下記のリンクがクリックできない時は左クリックして表示されたurlをクリックしてください)
=====================================
クレアパッソのブログは下記の3種類あります。
■ブログ『イタリア料理ほんやくざんまい』
■ブログ『イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)』昔の「総合解説」はシステムの変更のため販売を終了しました。現在は(CIR)に名前を変更しました。
、(CIR2021年10月号)、(CIR2021年11月号)、(CIR2021年12月号)、(CIR2022年1月.号)、(CIR2022年2月号)、(CIR2022年3月号)、(CIR2022年4月号)、(CIR2022年5月号)、(CIR2022年6月号)、(CIR2022年7月号)、(CIR2022年8月号)
ブランカート・クチーナ・シチリアーナ”シリーズ
スローフードのスクオラ・ディ・クチーナシリーズ
『スーゴとソース』
『ハリーズ・バー』
[creapasso.comへ戻る(hpはシステムのトラブルで長期間更新していません、あしからず)最新情報はすべてブログでお知らせします]
====================================
0 件のコメント:
コメントを投稿