2021年6月17日木曜日

パルミジャーナはイタリアの国民的料理だけどナポリとシチリアがライバル同士。パルマも一応本家争いには加わってる。

先日観た、イタリアンのシェフとフレンチのシェフの恋愛映画で、主演の二人が口にした、“パルミジャーナ”という料理の名前が、思いがけずロマンチックで、パルミジャーナにキュンキュンする日がくるとは思ってもみませんでした。
はっきり覚えていませんが、確か我が家のパルミジャーナのリチェッタが一番美味しい、とか、言い争うんじゃなかったっけ。
確か、パルミジャーナの説明は映画中には一切なし。
つまり、世界中の人がパルミジャーナとはどんな料理か、知っているということでしょうか。

パルミジャーナは、ナポリの揚げたナス、トマトソース、チーズを重ねたオーブン料理として知られていますが、シチリア料理としても有名なので、ナポリ対シチリアのライバルシェフの対決にも使えるなーなんてこと考えたりして・・・。
まあ、どちらにせよ、パルミジャーナはイタリア中で愛されている定番のイタリア料理です。

今月の「CIR」にも、パルミジャーナのリチェッタがありました。
ズッキーニのパルミジャーナです。
ちなみに今月のリチェッタは季節柄、ズッキーニを使ったものが多かったです。
“ズッキーニとリコッタのテリーヌ”は、夏向きの、色合いも涼し気な1品でした。
下の動画はズッキーニのパルミジャーナを夏向きに軽くアレンジしたもの。

ズッキーニのパルミジャーナ↓


「CIR」のリチェッタでもズッキーニは揚げずにグリルして軽く仕上げています。
さらに、ナポリのズッキーニ料理はプローボラとの組み合わせがポイント。
詳細は後ほど、プローボラの話題の時に改めて。
ナポリ風ナスのパルミジャーナ↓

グイド・トンマージの『クチーナ・ディ・ナポリ

に、パルミジャーナのバリエーションの一つとして、ズッキーニのパルミジャーナのリチェッタがあったので、訳してみます。
ナポリのズッキーニのパルミジャーナにはロッソとビアンコがあります。
このリチェッタはロッソ。

ズッキーニのパルミジャーナparmigiana di zuchine
材料/6人分

ズッキーニ・・1.5kg
プローボラ・・400g
トマトのパッサータ・・400ml
EVオリーブオイル・・大さじ4
にんにく・・1かけ
おろしたパルミジャーノ・・100g、塩

・ズッキーニを縦に薄くスライスする。
・ザルに並べて粗塩を散らし、水分を出す。
・すすいで水気をふき取る。
・熱した油で少量ずつ揚げ、シートを敷いたバットに取る。
・トマトソースを作る。にんにくを油で炒め、トマトのパッサータを加えて煮詰めて塩をする。
・オーブン皿の底にトマトソース大さじ2を敷き、揚げたズッキーニを1段敷く。
・プローボラの小角切りとパルミジャーノ大さじ2を散らしてトマトソースをかける。
・これを材料がなくなるまで繰り返し、180℃のオーブンで1時間焼く。
・休ませてサーブする。



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ジェラートはパンとの相性も良いデセール。シチリアとナポリの人のジェラートの食べ方は、ほんとに自由。

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