2021年6月22日火曜日

アンチョビとバターのパスタはピエモンテ風、これにパン粉が入るとシチリア風。

きのうはアンチョビとバターのピエモンテ風組み合わせでしたが、今日は、ジョルジョーネシェフの料理の動画です。
シェフの組み合わせはアンチョビ、バター、ブッラータ。

ピエモンテ風の組み合わせが、バターをブッラータに変えると、とたんに南イタリア風になりますねー。
しかも溶かすだけ、という超簡単リチェッタ。

ジョルジョーネシェフは、ウンブリアで畑を耕して家畜を飼いながらレストランを経営しています。
その気取らない人柄から、TVで大人気に。
彼の本、『オルト・エ・クチーナ

は、自ら育てた食材を使うシェフの季節ごとの料理をまとめた本。
本も気取りがなくて親しみやすい内容です。

ブッロ・アリチ・エ・ブッラータのスパゲッティspaghetti burro alici e burrata

バターとブッラータを弱火で熱してアンチョビとこしょうを加える。全部が溶けたら火を止めてゆでたパスタを加え、再び火にかけてマンテカーレする。崩したブッラータをのせて火を止め、粗挽きこしょうを散らす。
ブッロ・エ・アリチのバリエーション、その2はパン粉、またはパンのクランブル入り。


パンのクランブルはパン粉150gをEVオリーブオイルで炒めて塩をしたもの。
アンチョビバターは、室温にした、またはさっとレンジにかけたバター120gとアンチョビ120gをミキサーにかけます。
パスタ320gはアンチョビの塩気を考慮して少なめの塩でゆでます。
パスタをアンチョビバターとゆで汁少々でマンテカーレし、巻いて縦にこんもり皿に盛り付けてパン粉を散らします。
パスタにパン粉を散らすのは、シチリアを中心とした南イタリアの伝統。
シチリア風パン粉のパスタpasta con la mollica
材料
パン粉・・160g
塩・・小さじ1
粗挽き黒こしょう
EVオリーブオイル・・大さじ3
にんにく・・1かけ
スパゲッティ(またはブカティーニ)・・250g
イタリアンパセリ
パスタのゆで汁・・レードル2、3杯

・パン粉に塩、こしょうを加えて油大さじ3で炒める。にんにくの薄切りを加えて弱火でソッフリットにする。油が熱くなったらパン粉を加えて弱火で炒める。焼き色がついたら火から下ろす。
・ゆでたパスタにゆで汁、油、刻んだイタリアンパセリ、塩、こしょうを加えて2分混ぜ、パン粉を加える。

グイド・トンマージの『クチーナ・シチリアーナ

には、アンチョビ入りのパン粉のパスタのリチェッタがありました。

ブランカートのシチリア料理のミニシリーズ、『シチリア・イン・ターボラ』には、もっとずばり、アンチョビとパン粉のパスタが。ケッパー入りでした。なるほど。



ピエモンテ料理とシチリア料理の共通点を見つけたみたい。
------------------------------------------------------- 
[creapasso.comへ戻る]
=====================================

0 件のコメント:

そういえば、柑橘フルーツ天国イタイリアで注目度上がってるゆず。次に注目の日本の柑橘フルーツはミヤガワこと早生の温州ミカン。

(CIR2022年1月号)の料理から、今日の料理は、P.4のパスタ、“柑橘フルーツとナッツのペーストのリングイーネ”です。 柑橘フルーツはイタリアの得意部門。レモンやオレンジが代表的ですが、柑橘フルーツとパスタの組み合わせは、イタリア人の超得意分野。柑橘フルーツの皮の香りの活かし...