2008年7月18日金曜日

リグーリアのパスタ

今日はリグーリアのパスタの話。

『サーレ&ペペ』6月号で、ボルディゲーラ(インペリア)のラ・ヴィア・ロマーナというレストランのシェフ、ピーノ・フランゼーさんが、パンソッティのリチェッタを紹介していました。

店のホームページはこちら
www.laviaromana.it

パンソッティ Pansotti とは、リグーリアの詰め物入りパスタ。

こんなパスタ
www.flickr.com

“パンソッティ”という名前は、「太鼓腹」という意味の“パンチュート”が語源。
詰め物の定番は、リグーリアの野草のミックスの“プレボッジョン preboggion ”と、“プレッシンスア prescinseua ”と呼ばれるカード(凝乳)。
どちらも手に入りにくい素材なので、ボッラジネ(ボリジ)とリコッタなどで代用するのが一般的。
サルサは、くるみのサルサが定番。
形はさまざまありますが、三角形のものが有名。

作り方の写真
www.prezzemoloefinocchio.it


リグーリアには、いろんなパスタがありますねえ。


●トレネッテ trenette

Trenette con le vongole
アサリのトレネッテ, photo by Paolo Piscolla


トレネッテとじゃがいもを少量の湯でゆでるという、ちょっと変わった作り方のペーストのトレネッテ





●トロフィーエ trofie

Pesto, Green Beans, Potatoes, Pasta
さやいんげんとじゃがいものトロフィーエ, photo by Su-Lin


トロフィーエの作り方





●コルゼッティ corzetti

www.flickr.com


元々は、貴族の紋章を押していました。





●テスタローリ testaroli

www.veganblog.it


テストでテスタローリを焼く






どのパスタも、ペースト・ジェノヴェーゼと相性がバッチリ。

Pasta al pesto
ペースト・ジェノヴェーゼのスパゲッティ, photo by lucadea


ジェノヴァのパラーティフィーニ協会という団体が、ペースト・ジェノヴェーゼ選手権というのを開催しています。
2008年の優勝者は、カリフォルニアの韓国系アメリカ人、James D. Bowienさんでした。

優勝者はアメリカ人、と伝えるニュース
www.primocanale.it



-------------------------------------------------------

関連誌;『サーレ&ペペ』2006年6月号
“ピーノ・フランゼーシェフ”のリチェッタは、「総合解説」'06&'07年6月号、P.22に載っています。


[creapasso.comへ戻る]

==============================================

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

なんか、どれもエミリアロマーニャとかトスカーナとかにもありそうだけど、リグーリアなんですね。おいしそう…

ジェラートはパンとの相性も良いデセール。シチリアとナポリの人のジェラートの食べ方は、ほんとに自由。

今日は、(CIR)7月号のリチェッタから、ジェラートの話(P.12)。 リチェッタのテーマは、シンプルにコーンやカップに入れるジェラートではなく、クロスタータやボンボローニ、はてはフォカッチャにのせるジェラート。 ジェラートのデセールの最高峰はトルタ・ジェラート。 パン・ジェラー...