『ア・ターヴォラ』6月号 には、先月号までまったく登場しなかった食材が、いきなり、ほとんどの料理に使われていてビックリ。
それは、生にんにくです。
イタリア語ではaglio fresco。
火を通さないという意味の“生”crudoではなく、乾燥させていないという意味の生です。
新にんにくとも呼ぶのでしょうか。
生にんにく, photo by Markus Wichmann
生にんにくが出回る季節は6月から8月頃。
乾燥にんにくと比べると香りが強いのが特徴。
葉つきで売られていて、葉も料理に使います。
水分が多いので、アーリオ・オーリオのスパゲッティなどに使う時は、加熱時間は長めに。
青森の物産などを紹介するブログに、生にんにくの話がありました。
勉強になります。
marugoto.exblog.jp
なるほど、乾燥させないと日持ちがしないので、期間限定の貴重な食材なんですね。
収穫は梅雨の晴れ間、ということは、ちょうど今頃かあ。
イタリアで生にんにくとして出回るのは、早生で保存しにくい品種なんだそうです。
そういうタイプは赤にんにくが多いそう。
イタリアの赤にんにくは、ローザ・ナポレターノ、ロッソ・ディ・スルモーナ、ローザ・ディ・アグリジェントなどの品種が代表的。
ちなみに、イタリアで栽培されているにんにくの90%は白。
生にんにくを使った料理のリチェッタは、『ア・ターヴォラ』にたっぷり載っていますが、webで見つけた簡単そうなものを1つご紹介。
原文はこちら。
it.answers.yahoo.com
レモンのスパゲッティーニ Spaghettini al limone
材料 スパゲッティーニ・・350g おろしたパルミジャーノ・・100g バジリコ・・1把 無農薬のレモン・・1個 生にんにく オリーブ風味が強くてソフトなEVオリーブオイル・・70cc 塩、こしょう ・バジリコをちぎる。 ・レモンの皮の色つき部分を千切りにする。 ・バジリコ、レモンの皮、パルミジャーノ、刻んだ生にんにく少々、油、塩、たっぷりの粗挽きこしょうを混ぜる。 ・スパゲッティーニをアルデンテにゆで、混ぜた材料に加える。レモン汁をかけ、必要なら油を足しながら和える。 |
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関連誌;『ア・ターヴォラ』2006年6月号(クレアパッソで販売中)
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2 件のコメント:
イタリアの生にんにくって食べたことありませんでした(というか、口に入ってたかも知れませんが^^;;)
今度意識しておきます。ナポリかスルモーナに行けば食べられるのかなぁ。
くるりさん
先日スーパーで買った韓国産にんにくが、偶然、生にんにくでした。生にんにくとは書いてなかったけど・・・。ほんのり赤くて水分がたっぷりでしたよー。イタリアでも気がつかないで食べているかも。
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