2025年10月17日金曜日

パスタ・エ・パターテ・エ・ブローヴォラ

(CIR5月号)の今月のリチェッタにはナポリのショートパスタのリチェッタがあります。
それはP.7の
“パスタ・パターテ・ブローヴォラ、パンチェッタとローズマリー風味Pasta, patate, provola , pancette e rosmarino”です。
パスタはディタリーニ。

確かにロングでもショートでもないパスタです。

ダイスを通す作り方はこんな感じ。

ディタリーニのようなパスタが大量生産されるようになったのは、ダイスからニョロっと出てくるパスタを回転する刃で切るカッターが発明されたからです。
パスタが生まれると、今度は最高の組み合わせのソースが考え出されました。

バリラにはスープパスタというシリーズがあるようです。つまりスープにピッタリのパスタです。

ナポリの人が考えたのは、パスタ・エ・パターテです。
クチーナ・ディ・ナポリ

を見ると、ナポリのズッパやプリ―ミには、パスタ・エ・〇〇というリチェッタがたくさんあります。
その中の一つ、パスタ・エ・パターテですが、バリエーションは無数にあります。
このナポリの伝統料理の特徴は、ブローヴォラと組み合わせることにあります。
パスタ・エ・パターテ・エ・プローヴォラpasta e patate e provola。
パスタとじゃがいもだけじゃなくてパスタとじゃがいもと“プローヴォラ”までが正式名。
パスタ・パターテ・エ・ブローヴォラ。


ブローヴォラ・アッフミカータ・ディ・アジェローラ。

プロヴォローネ・デル・モナコ・ディ・アジェローラ

ブローヴォラのナポリのパスタと言えば、パスタ・アッラ・ネラノ。

ナポリのパスタとブローヴォラが結びついたところで登場。
パスタ・エ・パターテ・アッラ・ナポレターナ

パルミジャーノじゃなくて、おろしたブローヴォラをかけると、とろーと糸を引く料理になる。

次回はブローヴォラ・デル・モナコの話。

=================================
毎週末は新書籍の紹介です


new『スッド・グランデ・クチーナ(南伊・山・海)』

【地方料理、シリーズ】

=================================
(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』という地方料理の本としては最高の雑誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
このブログはこの解説のビジュアルガイド。お手元に用意してご覧ください。
(CIR)は毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
さらに、イタリアの情報はとても詳細。観光の役に立ちます。
私のイタリア料理の知識は、すべて長年読み込んでいるこの本から得たものです。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。

現在、2023年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売中の定期購読は2023年版。
1冊のみの注文もできます。
古い雑誌や本は在庫を探しますのでご相談ください。
本以外のお問い合わせもお気軽にどうぞ。
雑誌と(CIR)併せて定期購読の場合は割引の特別価格になります。
まずはお問い合わせをどうぞ。

ご注文の場合は、こちらのフォームからお願いします。
お問い合わせはお気軽に、こちらからどうぞ。

(下記のリンクがクリックできない時は左クリックして表示されたurlをクリックしてください)

===================================================
クレアパッソのブログは下記の3種類あります。


[creapasso.comへ戻る(hpはシステムのトラブルで長期間更新していません、あしからず。2025年12月一杯で閉鎖します。ブログは残ります。)最新情報はすべてブログでお知らせします。
=====================================

0 件のコメント:

パスタ・エ・パターテ・エ・ブローヴォラ

(CIR5月号)の今月のリチェッタにはナポリのショートパスタのリチェッタがあります。 それはP.7の “パスタ・パターテ・ブローヴォラ、パンチェッタとローズマリー風味Pasta, patate, provola , pancette e rosmarino”です。 パスタはディタ...