愛を語るのに恥ずかしいという概念はないイタリア。
今回愛を語るのは、パティシエです。
19世紀末に恋するパティシエが生み出してイタリア料理のアイコンにまでなったドルチェは、バーチ・ディ・ダーマbaci di dama。レディーのキスというこっばずかしいその名の通り、女性がキスをする唇のように見えるアーモンドやヘーゼルナッツがベースのドルチェッティ。
リチェッタは(CIR2月号、P.9)。
半球形のパスタ・フロッラをガナシュやジャムで合わせて、小さな優しいキスをする口を再現しています。考え出したのはトルトーナのサボイア家のパティシエ。ただしその起源は古すぎて伝説と化し、盛大にロマンチックに盛られちゃってて実際のところはよくわかっていません。
伝説によると、生まれたのは1852年の11月の晩だそうです。後に初代イタリアの国王となるサボイア家の王様、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世が何か新しいものを食べたいなあ、とサボイア家の料理人に言い出して作りだされたというのが定番の説。
トルトーナ(ピエモンテ,アレッサンドリア)
始めてイタリアに行ったのは大学の夏休みの時。そこら中で若者がブチュブチュ盛大にやってるので、最初は免疫がなく、目を点にしてびっくりしていましたが、女性があまりにも情熱的で、男性が生気を吸い取られているみたいで、ロマンチックどころじゃなく、そのうちちょっと怖くなりました。後にローマ時代の詩人、カトゥルスの詩に恋人の女性に千回のキスを求める有名な詩があるのを知りました。古代ローマ時代から続く国民性だった。
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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
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