サンドイッチは、ベネチアのオステリアことチケッティの定番料理。
そういえば、チケッティはベネチア版のマックだという意見もあります。
ベネチアのサンドイッチ
ベネチア人にサンドイッチのことを語らせたら止まらない・・・。
によると、ベネチアではサンドイッチtramezziniはとてもポピュラーな食べ物で、食材をはさんだ食べ物というだけでなく、基本的に三角形で、パンは耳を取った白パンと黒パン。中央がパンパンに膨れるように具を挟んだ柔らかいサンドイッチです。具の定番はツナとマヨネーズのホイップにの小玉ねぎとゆで卵添え、または小エビ、インサラータ・ルッサ(ポテトサラダ)、グリル野菜。手っ取り早く食べることができる食事として、バリエーションは豊富です。
都市部や学生が多い地区でトラメッツィ―ニを出す店をよく見かけます。
ベネチアのトラメッツィ―二は、いわばクロスタータやパニーノの一種。
ベネチアのトラメッツィ―ニ。
ハリーズ・バーの本には、“サンドイッチはシンプルな食べ物なので、味は材料の選択に左右される。パンはパンの柔らかさも味わえるように、その日に焼いた自家製のフレッシュなパンを使う“、とあります。
パン屋では短い辺からスライスするが、縦にスライスしてもらう。マヨネーズはフルーティー過ぎないオリーブオイルか酸化しにくいひまわり油を使った軽いもの。
ハリーズ・バーのサンドイッチの形はかなり個性的で、中央に具が集まり、その脇にマヨネーズが塗られていてしっかり閉じられている。
フィレアンチョビはシチリアの塩を使った塩漬けアンチョビ、卵は市場で手に入る最高の鶏卵を使っている。
美味しいサンドイッチを作るには、これらの食材をすべてそろえて、さらに熟練の技術も必要なので、とても難しい。
今日のリチェッタは“卵とアンチョビのサンドイッチsandwich di uova e acciughe”です。
材料/12個分
厚さ1㎝にスライスした長さ40㎝、幅15㎝の食パン・・2枚
薄くスライスしたゆで卵・・2個
アンチョビ・・12枚
マヨネーズ・・250g、塩
・パンにマヨネーズを塗る。縁も覆う。中央にゆで卵のスライスをのせ、その上にアンチョビを縦にのせる。表面に軽く塩をし、もう1枚のパンで覆う。
・掌で均一に押さえ、2枚を完全に接着させる。パンに手を置きながら耳を切り落とし、押さずに12個に切る。
他には小エビやチキンのサンドイッチちや、ハンバーガー・スコベルタという名のハンバーグのサンドイッチもあります。元々は牛ロース100%だったのですが、最近になって豚ロースの挽肉も加えたそうです。肉々しいアメリカのハンバーグと違って、すっきりした、ベネチアの上流階級向きのサンドイッチ。
ベネチアまで行ってもハンバーガーを探しちゃう某国の人。
ベネチアのハンバーガーが美味しい店。
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