2024年4月22日月曜日

一時消費量を落としたベルモットは、地元のワインや植物を使う小さな生産者の個性的な製品によって復活しつつある。


ベルモットの話、続けます。
イタリアのベルモットと言えば、チンザノや

ガンチャ

マルティーニ・エ・ロッシ

これらの大手メーカーはベルモットを世界中に広めました。
20世紀にはカクテルが普及し、ネグローニやマルティーニ・ドライなどのカクテルがベルモットの象徴になります。

ネグローニに最適のベルモットは?

ドライ・マルティーニ

イタリアのベルモットのリーダー的存在はベルモット・ディ・トリノ。管理組合もあり、トリノと名乗る表示は法律で守られています。ベースはイタリア産ワインなので、メーカーもワインの作り手ってことになりますよね。


何言ってんのか全然わかんないカンパリ・アカデミーのベルモット・ディ・トリノのカクテルの動画。カクテル作る人は錬金術師か・・・。

カクテルは世界的に普及しますが、合成フレーバーによる大量生産で、ベルモットは一時人気を落とします。でも、地元のワインや植物を使った小さな作り手の個性的なベルモットの登場によって、復活します。

ベルモットのカムバック

オリジナル・ベルモットの造り方。

ところで、ベルモットはワインがベース。なので当然料理にも使えます。ワインよりアロマがもっと強い食材で、白肉や魚によく合います。

帆立て貝のベルモット風味


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