冬のチ―ズの続きです。
サフラン入りのバゴス、匂いが強烈なカステルマーニョ、というユニークなチーズたち、最後はピエモンテの牛乳とヤギ乳のチーズ、モンテボレMONTÉBORE。栗や森の下生えの香りがあります。
イタリアにはまだまだ知られていないユニークなチーズがたくさんあります。このチーズの特徴は、その形です。
(CIR)には3段のチーズの写真が載っていますが、5段のものもあります。
モンテボレ
ヤギ1頭のミルクから作るので、生産量はごくわずか。それにしてもこの形、何かに似てませんか?
ウエディングケーキです。じつはこのチーズは、アラゴン王国の王女、イザベラとミラノ公の親戚、ジャン・ガレアッツォ・スフォルツァの披露宴に登場した記録が残っています。イザベラは、最近の研究によると、モナリザのモデルかもと言われていて、二人の披露宴の司会はダ・ヴィンチだったとも言われています。いや~、盛りましたねー。ほっとくと、この先どこまで膨らむことか・・・。誰か関係者が止めてあげないと。とにかく大物二人の結婚式に登場するほど、由緒正しいチーズだったんですね。
モンテボレのソースのニョッキ
モンテボレのフォンドゥータをかけたじゃがいものニョッキです。
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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
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