2024年4月25日木曜日

トンカ豆はバニラの代用品として世に出ましたが、最近の日本のある出来事にそっくりの事実から使用が禁止されました。

きのうはオーストラリアのフィンガーライムとか、聞いたことないフルーツを紹介しましたが、(CIR1月号P.5)の料理で一番謎だったのは、fave tonkaです。
始めて聞いた名前です。いったい何なのか、想像もできません。

ドイツで行われたアイスクリームのワークショップでトンカ豆に初めて出会って興味を持ち、ネットなどで色々調べた人の話が下の動画です。ちなみに彼は庭師で医師ではなく、専門家ではありません。でも、とても興味深い内容です。

そもそもトンカ豆は南アメリカの果実の種。昔から、その香りが料理や香水に使われてきました。イミテーションバニラとも言える成分、クマリンが含まれています。ちなみにバニリンはバニラ風味の化合物で、そのトンカ豆版がクマリンです。バニラ風味の食品添加物として合成されるようになったんですね。でもラットに投与したところ肝臓疾患を発症したそうです。そこで市場から回収し、その使用が禁止されました。なんだか聞いたことがあるような話。
タイムリーすぎて怖いですね。

チョコレートを食べた犬が病気になって死亡ましたが、そのせいでチョコレートを禁止したら過剰反応となるでしょう、とも語っています。ネズミとトンカ豆の話は、たまーに誰かかせ思い出すのかな。

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