今日のイタリアの定番地方料理は、リグーリアのブリッダです。
聞いたことないなあ・・・。こんな料理です。↓
(CIR)10月号のリチェッタはP.16
ズッパ・ディ・ペッシェの一種。
ブリッダburidda。
田舎風ズッパにありがちなゴッタ煮ですが、
ブッリダの語源はアラビア語という、なにやらインターナショナルな異文化の影響が感じられそうな料理。材料の豊富さからはご馳走感が伝わってきますが、見た目が田舎風で残念。
という訳で、この伝統料理を現代風にするには、どうしたら良いでしょうか。
(CIR10月号)のリチェッタは、かなり大胆な解決策です。魚を生のまま盛り付けて、魚の粗で取った熱いブロードに浸して軽く火を通して食べる、しゃぶしゃぶ方式です。煮汁と魚を別々に盛り付けるマルセイユのブイヤベース方式をさらに進めて、ズッパの時より10倍はご馳走に見えます。
そういえば、マルセイユはプロバンス、リグーリアとは海岸線続き。ブイヤベース風アレンジは、当然の結果。そこから生魚のしゃぶしゃぶが生まれるなんて、革命的(CIR)10月号のリチェッタはP.16。生のイカやスカンピを皿に盛り付けた姿は、あと少しで次の進化系、寿司です。
マルセイユのブイヤベース。
ブロード・ディ・ペッシェ。
ガンベロ・ロッソと生魚の盛り合わせ。生魚の盛り付け方がヨーロッパ風。
イタリアのスーパーの寿司の充実具合にびっくり。近所のスーパーよりはるかに充実してる。イタリアン・ロールちゅうもんがあるんだって。モッツァレラとアボカドとトマトと生ハムの巻き寿司なんて、超ありそう。
いつの間にか、世界が生の魚を食べるようになってるんだなあ。
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