2021年12月19日日曜日

エミリア・ロマーニャ地方のシンボル、金色のワイン、アルバーナは白のドレスを着た赤とも言われる。

今日は(CIR)3月号からワインのお題です。
ワインはアルバーナalbana。
アルバーナ・ディ・ロマーニャと言ったほうがピンとくるかも。
エミリア・ロマーニャ地方の上質白ワインです。
エミリア・ロマーニャの象徴的ワインです。アルバーナという名前はラテン語で白という意味だそうですが、このワインの色は、白というより金色と形容されます。
そもそも、紀元400年頃にこのワインを飲んだ皇帝の娘が、このワインにはテラコッタの盃(当時はテラコッタのカップでワインを飲むのが一般的だった)より金の盃が相応しい、と言ったという逸話が長年語り継がれています。
それにぶどう自体も琥珀黄金色をしています。


アルバーナは糖度の高い(アルコール度の高いワインになる)ぶどうで、収穫の時期によって辛口ワイン、甘口ワイン、さらにはパッシートになる(貴腐のカビは収穫の最終段階のまだぶどうが樹についている間に、日中は暑くて湿度が高く、夜に気温が突然大幅に下がるなどの特殊な条件が整うと生える)。皮にはタンニンが多く含まれているので組織のあるワインになり、白のドレスをまとった赤ワインとも形容される。
白ワインはぶどうをソフトに圧搾して皮とモストを分離して醸造する。この方法だと少量の果肉からも汁が取れ、皮からタンニンがモストに移るのを防ぐことができる。
ソフトな圧搾の白ワインからは海の幸に合うドライでボディーのある白ワインができるので、マイルドな野菜の前菜にも合う。

パッシート用のアルバーナ

エミリア・ロマーニャの街、リミニが誇る名物は、ピアディーナとフェリーニ監督、ワインはサンジョベーゼとアルバーナ↓

帽子の花がトレードマークのリミニのピアディーナの人気店、デッラ・レッラ。

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