2020年7月13日月曜日

カチョカバッロ、プローボラ、スカモルツァの違いを述べよ。おまけのリチェッタ、ペコリーノのグリルの蜂蜜ソースがけ。


まず、カチョカバッロ。
ストリートフードの無敵の王者、カチョカバッロとアッロスティチーニ。

火の上で吊るして溶かすと、ラクレットによく似た状態に。
ちなみにラクレットはこう↓焼き方が上下逆。


南イタリアのもう1つの代表的チーズ、ペコリーノはグリルして蜂蜜のソースをかける。

上の動画のソースはこけももの蜂蜜のソース。
材料/ミックスチーズのグリル、こけももの蜂蜜のソースがけformaggi alla griglia con salsa al miele di corbezzolo
こけももの蜂蜜(ほろ苦さがある強い味の蜂蜜)・・80g
りんご酢・・大さじ2
油・・60g
塩、こしょう
タイム
・スライスしたペコリーノ・・4枚
・スライスしたスカモルツァ・・1個
・トミーノ・・3個

ペコリーノのロースト



カチョカバッロは南イタリア全域で愛されているチーズ。
でも、突き詰めていくと、必ずぶつかるのが、プローボラやスカモルツァとなにが違うの、という疑問。
どれも南イタリアでよく聞くパスタ・フィラータのチーズです。

カチョカバッロ・ポドリコ。ポドリカ種の牛のミルクから作ります。


カチョカヴァッロ・シラノDOP。カラブリアのシーラ山地で作られています。

カョカヴァッロ・ディ・ゴドラノ。シチリアのパレルモ県のゴドラノで作られています。


どのカチョカバッロも製法は同じ。南イタリアの旧両シチリア王国(ナポリ王国とシチリア王国)の領土で作られていて、違いを生むのは牛が飼育されている環境だけ。
ちょっと頭をスッキリさせないと。
明日はプローボラです。

------------------------------------------------------- 
総合解説
 [creapasso.comへ戻る] 
 =====================================

0 件のコメント:

イタリアワインの歴史を“ワインと階級”をキーワードで読み解く。農民のワイン、貴族のワイン、中産階級のワインはその誕生の背景からして全然違う。

(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)は、昔は「統合解説」という名前でした。多くのイタリア料理雑誌を訳していたので、こんな変な名前になってしまいましたが、長い年月を経て、取り扱い雑誌が変わるなどの変化もあり、結局、イタリアの地方料理に特化しした内容にすると決めて、名前も...