2025年6月27日金曜日

豚の脂身の歴史にミケランジェロが登場しちゃう国。そのプライド高い製品、コロンナータのラルドは、昨今、グルメな一品として評価がアップしてます。


イタリアの代表的なラルド、豚の背脂の最高峰、ヴァッレ・ダオスタのアルナのラルド、そしてそのライバル、コロンナータのラルド。
今日はコロンナータのラルドの話です。

コロンナータは大理石で知られるトスカーナの村。カラーラにあります。

コロンナータのラルド


フェラーラの大理石を世界的に有名にしたはミケランジェロ。
あのダヴィデも大理石で造られている。

コロンナータのラルドは、豚肉を大理石の容器で熟成させます。コロンナータのラルドの特徴は、生産者ごとに独自の配合のハーブを加えること。
ハーブを加えた塩水で覆って最低3ヵ月熟成させます。出来がったラルドは、アロマが豊かで心地よいナッツの後味が特徴。
ちなみにアルナのラルドは栗の木やオーク、カラ松の容器で熟成させます。

カラーラでミケランジェロと同じくらい大切にされているのがラルドです。
甘くて口の中で溶けると言われています。

豚の脂身の美味しさは、野草のほろ苦さと同じで子供には分からないだろうなあ。
豚の脂身は、料理の世界でも貴重な食材。
例えば、ラルデッラーレlardellareは脂の少ない赤身の肉にラルドを差し込んでしっとり ジューシーにする方法。

ラルデッラーレ


料理を美味しくする食材、ラルド。

ラルドを使った日本語のリチェッタは、(CIR2月号)P.39にあります。その一つは、例えばラルドのフォカッチーネ。
下の動画はパイ生地を使ったお手軽バージョン。
次回はさらに詳しく。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。イタリアの地方料理の本としては最高の雑誌です。
(CIR)は2冊の雑誌を毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

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