2025年6月10日火曜日

イタリアのクリスマスツリーはトスカーナやヴェネトで栽培されているが、標高1200m以上、平均気温3℃で育つのが自然な姿。


今日の料理は、雪遊びの後にあったかい家で食べるチェーナです。
梅雨入りの季節に雪遊びて・・・と思ったあなた、大丈夫、冬はまた来ますから。
という訳で、今日の料理は、冬山で食べるのにぴったりの季節ガン無視の1品。
鶏肉のモミの木のローストです。
前回のホットワインに続き、これも一度食べてみたいもんです。
モミの木なんてクリスマスの季節以外は目にしたことがないので、星がてっぺんについてる姿しか思い浮かばないけど、こんな樹です。

クリスマスのモミの木

今どきは、大きく育つモミの木を鉢植えで育てるのは罪悪、という意見や標高1200m以上平均気温3℃で育つモミの木を南イタリアで育てるのは自然じゃない、という考えもあります。イケアのリビングルームでモミの木は森を恋しく思ってるなんて歌まであります。イタリアで販売されてるモミの木はトスカーナやヴェネトで栽培されてるんだって。毎年1月7日には捨てられる運命です。お正月の松飾りみたいですね。

クリスマスマーケット

モミの木のローストチキンの日本語のリチェッタは(CIR2月号、P.19)。
それによると、耐熱皿にチキンとモミの木の枝を入れて油と溶かしバターを塗ってローストします。なんだか標高1200m以上の気温3℃の場所でないとできないような料理。

イタリアのクリスマスの見事なローストはカッポーネ(去勢鶏)のロースト

材料/
去勢鶏・・1羽、約2㎏
子牛肉・・400g
鶏レバー・・小2個
エシャロット・・2個
じゃがいも、または新じゃが・・1㎏
乾燥したパン・・1枚
バター、EVオリーブオイル
トリュフかトリュフ風味のオイル
マルサラ
塩、こしょう

・フライパンに油とバターを熱する。エシャロットのみじん切りを加えてじっくり煮込む。
・刻んだ子牛肉にマルサラを加える。
・エシャロットに刻んだレバーを加えて弱火で炒める。子牛肉を加えて炒める。
・パンのクラムの角切り、塩少々、こしょうを加える。
・火を強めてマルサラをかける。2分炒めて再びパンを加える。火から下して冷ます。
・これを去勢鶏に詰める。
・全体にバターを塗って塩、こしょうをする。
・200℃のオーブンで30分焼く。

イケアのショールームからクリスマスの御馳走になるクリスマスツリーの歌ができるかも。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。イタリアの地方料理の本としては最高の雑誌です。
(CIR)は2冊の雑誌を毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

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