今日のお題は“cassoeula”です。
(CIR2月号)の記事で、いくらなんでもこの季節にはちょっと合わないと思うのは重々承知。
でも、2月号の記事がおもしろくて、じっくり説明していたら、連日高温が続いて、暑くて外も歩けないこんな季節になっちゃいました。
でも大丈夫、また寒い季節は来るから。
ある意味、来年でも再来年でも参考になります。
そもそも、今日の料理cassoeulaは、イタリア料理を学び始めた人がかなり初期に出会う料理。
その割には、ちょっとハードルが高い。まず、何て読むのこれ。
cassoeula。
「カッソエウラ?」私はそう思って、何年かそう信じていました。まだYoutubeなんて普及していない時代の話です。
今回の(CIR)の記事には、
「ロンバルディア人でない人が最初に困惑するのが、そのフランス語風の発音だとあります。」そしてイタリア語風に発音すると、“cazzuolaカッズオラ”となる、そうです。
カッソエウラとは違いました~。
フランス語風の発音とは、“o chiusa”だそうです。閉じたo。
フランス語の発音の厄介なことの一つに、普段使わない母音の発音があります。
cassoeulaの場合は、oeuという文字の発音です。
日本語ネイティブの人が、いきなりcassoeulaというタリア語を見て、正しく発音できるわけなんかないのです。
イタリア人にとってもこの発音は謎だということをようやく知りました。
カッスーラ
O chiusaの発音はイタリア人にとってもやっかい。
それではロンバルディア人(ミラノ人)のcassoeulaの発音をお聞きください。
どちらかというと“カッスーラ”と聞こえましたが、いかがでしょう。イタリア語というよりフランス語っぽい。
でも、cassoeulaは、言い伝えではスペイン人によってミラノに伝わった料理。最初に伝えたのはカタルーニャの料理人だそうです。
スペインの貴族がミラノの貴族に伝えたのかと思ったら、そういう訳でもなさそう。そのリチェッタを見る限り、主役は豚肉で、かなり質素な農民料理。
チェーザレ・バッティスティシェフが顧問を務めたミラノ料理の本、『クチーナ・ミラネーゼ』
はとても面白い本でクレアパッソでも販売しています。表紙のおしゃれなエプロンの人物がこの人。ミラノ料理の知識は深く、イタリアでも一目置かれている人。
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次回は豚肉の話。
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