2021年11月16日火曜日

イタリアでおなじみの硬質チーズ

そろそろ今月の(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)の記事の話に戻ります。
今月の食材は硬質チーズです(P.18〜)。
それではイタリアで硬質チーズとして広く知られる7種類のチーズを動画で紹介します。
北国や北イタリアの代表的硬質チーズです。

北イタリアには偉大な硬質チーズがあります。
パルミジャーノ・レジャーノparmigiano reggianoDOPとグラナ・パダーノgrana padano DOPです。
どちらもイタリアの最も古いチーズの一つ。
定期的に聞きたくなるパルミジャーノのCMソング。パ、パ、パ、パルミジャーノ♪

パルミジャーノは世界中の料理に使われています。管理組合の主な仕事はコピー製品が出回るのを防ぐこと。
コピーの量産型パルミジャーノと本家の厳しい規定を守って造るパルミジャーノの大きな違いは、すりおろしてからの時間の経過。量産型はこの間にアロマが飛んでいる。

リチェッタを紹介したチャルディーネcialdine(P.21)はパルミジャーノ料理の基本中の基本の薄焼きパルミジャーノ。

ペルレ・ディ・パルミジャーノperle di parmigianoもパルミジャーノの簡単なアペリティーボ。

材料/
パルミジャーノ・・150g
コーンスターチ・・15g
卵白・・45g
こしょう

・パルミジャーノをおろしてコーンスターチとたっぷりのこしょうを加え、なめらかな生地にする。
・少量ずつ丸めてパン粉をまぶし、170℃のピーナッツ油で揚げる。


さて、この2種類以外の硬質チーズとなると、イタリアで広く認知されているのは、まずはスイスのエメンタールementaler dop。
CMを見ると、どんなイメージを伝えたがっているのかよくわかりますねー。パ、パ、パ・・・。

次はアルト・アディジェのステルビオstelvioDOP

アルファロメオのSUVはステルビオというそうで、このチーズがスポーツカーのメインキャラクターになってます。

次はドロミテのチーズ、ピアーべpiave dop。

次はスイスから、グリュイエールle gruyère dop。
穴があるチーズでしょ、と言うシニョーラ。勘違いしてるね、とそっとエメンタールじゃないと主張するグリュイエールの生産者。
穴がぼこぼこ開いてるエメンタールと違って、スイスのチーズでもグリュイエールには穴はなくて平らです。
グリュイエールといえば、チーズ・フォンデューfonduta Savoyarde。下の動画はサボイアルディ風だそうです。
材料/2人分
チーズ(グリュイエール、エメンタール、フォンティーナなどアルプスのチーズ最低2種類)・・400g
白ワイン・・100g
コーンスターチ・・大さじ1強
スライスしたパンかゆでたじゃがいも・・4枚(一人2枚)

・パンのクラムを小角切りにする。
・チーズは溶けやすいように皮を取って小角切りにする。
・鍋にワイン100ml、コーンスターチ、チーズを入れてかき混ぜながら溶かす。チーズはサーブされるとすぐに冷めて固まる。
・チーズが溶けたらアルコールランプに火をつけて鍋をかける。
・フォンデュー用の長いフォークにパンを刺し、チーズをたっぷりまぶしていただきます。

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