2021年9月17日金曜日

フードバレーは造り手たちの上質を目指す情熱と先進の考え方を受け入れる思想から生まれた。

パルマはパルミジャーノだけじゃない。生ハムの造り手たちも、バリバリの熱き実業家たちでした。
火事で85000本の生ハムが灰になった老舗、フラテッリ・ガッローニは、1分も止まらなかったそうです。なんと、従業員と顧客のためにその日のうちに出荷を再開して最新の設備の工場の再建を始め、新製品まで造りました。ガッローニがあるのはランギラノという街。
フラテッリ・ガッローニの生ハム↓

ランギラノの住民の生ハムへの情熱は熱い!


工場の火災からの大復活↓

地元の古い品種の黒豚を放し飼いにして生物多様性の考えを取り入れて古代小麦やロマニョーラの鶏などを育てているローザ・デル・アンジェロ↓も注目されている生ハムやクラテッロの造り手。

農場の見学は大人気↓

フードバレーは、いいものを作りたいという農家の情熱が集まって生まれたということをなんとなく知りました。
この地方で頭一つ抜き出るということは、簡単なことではない。
こだわりの店が集まっているために研究心も俄然高い地域。

モデナ出身でイタリアを代表するシェフの一人、マッシモ・ボットゥーラシェフは、この地方の産物の偉大な保護者。マッシモ・ボットゥーラ・パルミジャーノ



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