2020年1月27日月曜日

キアンティの農家とレストランの結びつき

前回は、キアンティ地方の有名オーナーシェフの店、マンジャンド・マンジャンドのオーナーシェフの料理と店に対する熱い思いを、

オステリエ・ディ・イタリア新版』から訳しました。

今回は、食材を店に納入している造り手の話です。

ヴァッローネ・ディ・チェチオーネは、グレーヴェ・イン・キアンティにある小さな農場で、現在は30歳のフランチェスコ・アニキーニが父親から受け継いで経営している。
彼は土地に対する明確な考えと情熱を持った人物。
彼の父親は50歳の時に25年働いて借りていた土地を手に入れ、夢を実現させた。
最新の農業技術に精通し、約700本のオリーブと4ヘクタールのぶどう畑を有機栽培で栽培し、完全なビオダイナミック農法を目指している。
少量のキアンティ・クラッシコとオリーブオイルを生産していたが、明らかに量より質が目標だった。土壌への自然なバランスを考慮して、大麦、ルーコラ、マスタード、グリーンピースなど数種類をミックスして栽培していた。

いつも感じることですが、イタリアのシェフたちの生産者への思いは、深いです。父親の功績まで熟知しています。

宿泊も受け入れているようで、ネットの口コミサイトには情報が溢れてます。
動画もすぐに見つかって、これが他の地方、特に南イタリアの農家との大きな違い。
ドローンで撮影した農場。


トスカーナのキアンティはピエモンテのランゲ地方に似ています。
世界中からグルメな客がやってきて、伝統の美食文化を体験し、革命的な試みが評価されています。

パンツァーノPanzano



次はいよいよリチェッタを訳してみます。

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総合解説

オステリエ・ディ・イタリア新版

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シチリア出身のシェフがミラノで出した店は、その名もイカの卵。イカの卵はベネチアのチケッティの珍品中の珍品でした。

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