今日はペペローニ・アンモッリカーティ。リチェッタの日本語訳と写真はP.10。
さーて、この料理はいったいどこの地方の料理でしょうか。
料理名からヒントを探ってみます。
まずはペペローニpeperoni。この言葉は、昔はピーマンと訳してましたが、今はパプリカが出回るようになったので、パプリカと訳してます。で、不思議なのが、ピーマンとパプリカは何が違うのですか?これ、謎なんです。ピーマンが熟して肉厚で大きくなるとパプリカ、て漠然と思ってました。学名も一緒だそうです。イタリア語ではピーマンはpeperoni。パプリカはpaprika。
で、今日の料理はペペローニ料理。でも、写真で見る限りでは、これはパプリカ。実は、南イタリアはペペローニが大好きで、中でもピーマン好きでよく知られているがカンパーニア、特にナポリです。でも、ナポリ人が大好きのペペローニは、ペペロンチーニpeperoncini。ナポリでは幸運のお守りとして愛されています。ピーマン、パプリカ論争にペペロンチーニ(唐辛子)まで加わると、しかも、唐辛子には辛いものと辛くない唐辛子があって、ややこしい。
コルノ・ポルタフォルトゥーナ。corno portafortuna。
ナポリの辛くない唐辛子、フリッジテッリfrigggitelli。
ペペローニ・アンモッリカーティ。
古くなったパンを使いきる節約料理。アンモッリカートとはパンくずと一緒に食べる、という意味だそうです。
インボッティ―ティもアンモッリカーティも使うのはパンのクラム、オリーブ、アンチョビー、トマトなど。
基本中の基本、ペペローニのソテーは、ペペローニ・イン・パデッラpeperoni in padella。さすがにパンのクラムは入らないけど玉ねぎのソッフリットがベース。
0 件のコメント:
コメントを投稿