今月の(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)の地方料理は、パルミジャーナです。
人気のイタリアの地方料理の1品ですが、パルミジャーナと言う名前でも、パルマとは何の関係もない、というのはよく知られています。
というか、下の動画ではナポリ料理と言ってます。
パルミジャーナ。日本語の字幕を付けてご覧ください。
この料理を取り上げる時に必ず話題になるのは、パルミジャーナの語源。
今回の記事でも、“melanzane alla parmigina”という表現がリストランテの本日の料理にも登場するので、混乱する、と言ってます。パルマ風という言い方は正確ではないと言いながら、じゃ一体、何が正解なのでしょうか。
そもそもパルミジャーナはナスの料理であることは確か。
記事ではラテン語で包み込んで保護するものの意味だと言ってます。イメージ的には兵士の1団を守る盾、です。つまり、容器であり、形のこと。詰め物を守るナスのこと。
結局、パルマ風というイメージを避ける言い方は、メランザーネ・アッラ・パルミジャーナではなく、ラ・パルミジャーナと呼ぶことかも。
中世には、パルミジャーナとは派手な見た目のトルタのことでした。客を驚かせる創造力に満ちた料理。
ナスのパルミジャーナは現代でも中世とほぼ同じ姿で造られているそうです。■■■
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