2024年11月28日木曜日

パレルモのスファンチョーネは、ナポリのピッツァに匹敵する存在。その語源はラテン語とギリシャ語のスポンジという言葉のミックス。

今日はイタリアのストリートフードの聖地、シチリアのシンボル的名物ストリートフード、
スフィンチョ―ネsfincioneの話。

スフィンチョ―ネ

スフィンチョ―ネ・バレルミタノの日本語のリチェッタは、(CIR7月号P.25)

パレルモのスフィンチョ―ネの屋台。

スフィンチョ―ネの移動販売。

シチリアの外ではあまり知られていないけど、パレルモの伝統料理としてナポリのピッツァに匹敵する、と言われています。
多分、シチリアに行くまでは知らない食べ物で、パン屋で偶然買って一度食べると、あっという間に虜になります。
地元訛りではスピンチューニと呼ぶこのパンは、薄いパンが一般的なストリートフードの常識を覆す、厚くてとてもふんわりした生地が特徴。
スピンチョーネの語源はスポンジと言う意味のラテン語sphoongiaとギリシャ語spongosのミックス。

それにしても、ラテン語とギリシャ語で同じ意味の言葉を2回重ねる、というのは、南イタリアで物事を強調したい時の伝統の手法。確か、ネグロアマーロも、その一種だったような気が・・・。
今回強調されているのは、ふわふわのスポンジということ。それにしても、ラテン語とギリシャ語でスポンジという言葉を重ねるなんて、超カッコイイ。

そもそもスフィンチョ―ネを作りだしたのは、サン・ヴイートのフランシスコ会の修道院の修道女。

街の中心にあって、今はカラビニエーリの建物になっているそうなので、場所は全然違うけど、ベネトのカラビニエーリの建物の開所の動画でも。


カラビニエリはイタリアの国家治安警察隊。警察や軍の一部。
立ってるだけでカッコいい制服と帽子。

騎兵隊が語源のカヴァリエーリのレース。制服で馬に乗ってると超カッコイイ。

このままだと大幅に横道に逸れそうなので、今日はこのへんで。

おまけは、シチリアの修道院生まれの代表的なもの、フルッタ・ディ・マルトラーナ。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
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