今日はイタリアのストリートフードの聖地、シチリアのシンボル的名物ストリートフード、
スフィンチョ―ネsfincioneの話。
スフィンチョ―ネ
スフィンチョ―ネ・バレルミタノの日本語のリチェッタは、(CIR7月号P.25)
パレルモのスフィンチョ―ネの屋台。
シチリアの外ではあまり知られていないけど、パレルモの伝統料理としてナポリのピッツァに匹敵する、と言われています。
多分、シチリアに行くまでは知らない食べ物で、パン屋で偶然買って一度食べると、あっという間に虜になります。
地元訛りではスピンチューニと呼ぶこのパンは、薄いパンが一般的なストリートフードの常識を覆す、厚くてとてもふんわりした生地が特徴。
スピンチョーネの語源はスポンジと言う意味のラテン語sphoongiaとギリシャ語spongosのミックス。
それにしても、ラテン語とギリシャ語で同じ意味の言葉を2回重ねる、というのは、南イタリアで物事を強調したい時の伝統の手法。確か、ネグロアマーロも、その一種だったような気が・・・。
今回強調されているのは、ふわふわのスポンジということ。それにしても、ラテン語とギリシャ語でスポンジという言葉を重ねるなんて、超カッコイイ。
そもそもスフィンチョ―ネを作りだしたのは、サン・ヴイートのフランシスコ会の修道院の修道女。
街の中心にあって、今はカラビニエーリの建物になっているそうなので、場所は全然違うけど、ベネトのカラビニエーリの建物の開所の動画でも。
立ってるだけでカッコいい制服と帽子。
騎兵隊が語源のカヴァリエーリのレース。制服で馬に乗ってると超カッコイイ。
このままだと大幅に横道に逸れそうなので、今日はこのへんで。
おまけは、シチリアの修道院生まれの代表的なもの、フルッタ・ディ・マルトラーナ。
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