2021年8月11日水曜日

エトナのワインロードと自家製パン

いやー、エトナのワインロードは、ワインに関する様々な体験ができるアクティビティーが山盛りに用意されていて驚きです。
詳しくは(webページ)をどうぞ。

下の動画はカンティーナ・テッラ・コスタンティーノTerra Costantino(webページ)。
エトナDOCの造り手で、カンティーナで試飲も行っています。
試飲に添えるパンは薪で焼いた古代小麦のパン。

シチリア南東部では、自家製パンと言えば、硬質小麦粉のパンで、昔は家庭で、週に1回焼いていた。文字通りの自家製パン↓

“昔の伝統的な”パン作り↓
今どきの自家製パン↓

材料/
0番の小麦粉・・500g
塩・・15g
水・・375ml
生イースト・・10g
蜂蜜・・10g

・材料を混ぜる。覆いをして15分休ませる。
・手に軽く水をつけ、少量持ち上げて伸ばし、中央に持っていく。このたたむ動作を15分かけて3回行う。休ませる時は布巾で覆う。
・ボールをラップで覆って16時間熟成させる。
・布巾を広げて打ち粉をし、両脇の生地を中央で合わせるようにたたみ、布巾を使ってボールに入れ、布巾で覆う。冷蔵庫で4時間休ませる。
・生地に打ち粉をし、オーブンシートにあけて布巾を取り除く。表面に十文字のクープを入れ、鋳鉄の鍋に入れて蓋をする。200〜220℃のコンベクションオーブンで20分焼く。

なんだか今どきのパンの焼き方って、私が知ってるのとは随分違うんですね。NHKでビッタビタって聞いた時と同じくらいの衝撃です。

もう一つ、最近聞くようになったのは、ペースト・アッラ・シチリアーナ。
昔はペーストと言えば、ジェノバ風かトラパニ風だったけど、シチリア風、というのが最近大躍進。
ペースト・アッラ・シチリアーナのカゼレッチェcaserece con pesto alla siciliana


材料/
カセレッチェ・・360g
トマト・・500g
バジリコ・・1束
にんにく・・1かけ
松の実・・40g
牛乳のリコッタ・・150g
パルミジャーノ・・150g
EVオリーブオイル・・150ml
塩、こしょう

・種を取ったトマト、バジリコ、潰したにんにく、リコッタ、松の実、おろしたパルミジャーノ、油、塩、こしょうをミキサーにかける。
・パスタをゆでる。
・ペーストをフライパンに入れて熱し、ゆでたパスタを入れて熱する。

ペーストをミキサーで作る様になって、一気に手軽な料理になりましたね。
ちなみに、トラパニ風は松の実じゃなくてアーモンド入り。
ブロンテのピスタチオのペーストのパスタもよく見かけます。
チーズは、おろしたプローボラならぐっとシチリア風。


ワインに話は戻って、エトナ山のワインとオイルの造り手、オリオメルリーノ。下の動画はオイルとワインの直販所、カーサ・メルリーノ。↓


ペーストの本なら、『ファッチャーモロ・ペスト


シチリア料理なら、ランカートの“クチーナ・シチリアーナ”シリーズの『シチリア・イン・ターヴォラ』


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ナスのパルミジャーナはその形状が語源。パルマじゃなくてナポリ生まれ。

今月の(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)の地方料理は、パルミジャーナです。 人気のイタリアの地方料理の1品ですが、パルミジャーナと言う名前でも、パルマとは何の関係もない、というのはよく知られています。 というか、下の動画ではナポリ料理と言ってます。 パルミジャーナ。...