2020年10月31日土曜日

ランゴバルド族の王国の首都だったロンバルディアの街、パヴィア

今月のグルメガイドはパヴィア「総合解説」(2019年1/2月号P.39)です。

パヴィアってどこにあるでしょう。
ミラノの南にあるロンバルディア州の街です。
ポー河の支流、ティチーノ河左岸に位置しています。


その歴史には、ローマ人、ビスコンティ家やナポレオンのフランス軍、オーストリアのマリア・テレジア、ランゴバルド族などが登場して、重要な痕跡を残していきました。
ランゴバルドはロンバルディアの語源になった民族で、北イタリアを支配しました。
北イタリアの歴史の初期の主人公のゲルマン民族です。
そのルーツは北欧。
ローマ帝国が崩壊して、この民族が登場するあたりから、イタリアの歴史ドラマは雰囲気が変わります。

そしてランゴバルド族の王国の首都がパヴィアでした。



パヴィア大学↓
パヴィア大学はロンバルディアで一番プレステージの高い大学だそうで。
1361年創業と歴史的な大学。特に医学部が有名。


パヴィア料理を知るには、ロンバルディア料理を知らなきゃ、という訳で、
まずは代表的なロンバルディア料理。



ロンバルディア料理は、ミラノやパヴィアといった街の食文化とフランス、スペイン、オーストリアといった支配者たちの食文化の集合体。
ゴンザーガやビスコンティと言った支配階級が存在したが、庶民の料理は地元の食文化と強く結びつき、バリエーションが豊富。
ロンバルディア料理の各街に共通の特徴は、バター。
牛の飼育も盛んでチーズも大量に作られた。
上の動画で紹介している料理は、ストラッキーノのリゾット、コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ、リゾット・アッラ・ミラネーゼなど。

動画を探していて、うっかりnetflixの歴史ドラマでゲルマン系民族と古代ローマ人が出てくるのを見つけちゃった。trailerはこちら
これはもうハマるしか無い。



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イタリア・イン・クチーナ
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