2022年2月22日火曜日

オッティミスタで、伝統と新しさのバランスが取れた若いシェフが次世代を担う街、トリノ。

今日のお題は「イタリアの美食の街」です。
(CIR6月号)の記事では、イタリア人が感じるイタリアを体表する美食都市を紹介するというもの。
国際的な観光都市が多いイタリアで、観光客が選ぶ美食の街は、なんとなく想像できます。
でも、あえて観光抜きでイタリア人が美食の街、と認めているのはどんな街でしょうか。
まずは順当に、トリノ、フィレンツェ、ミラノといった大都市が選ばれています。
トリノを代表する店に選ばれたのは、リストランテ・デル・カンビオ↓
歴史的な名店。
マッテオ・パロネットシェフ。
こんな時代でも自分はオッティミスタottimistaだと、冷静に語っています。
動画で2:00あたりに登場していたのは、リチェッタを(CIR)に訳したインサラータ・ピエモンテ−ゼだと思われます。

新旧、東西、南北、海山のとにかく複雑な食材を自由自在に操ったサラダです。イワシのコラトゥーラにわさびを加えています。

トリノといえば、フィアットとジャンドゥィオットの街、というのが一般的なイメージ。

フィアットの本社工場


チョコレートにヘーゼルナッツクリームを混ぜるというアイデアは、チョコレートの世界に革命を巻き起こした。
ジャンドゥイオットgianduiotto



こんな時代、美食の街にも大きな改革が起きているそうです。
工業の街トリノでは、ルーツと未来が常に話題。新しさと革新のバランスが大事です。

工業の街、というのキーワードは、他の大都市とトリノを区別する大きなポイント。

次回の冬季オリンピックも楽しみです。

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